2026年1月の記事一覧

小見川陣屋址にある小見川中央小学校

 今日(1/22)、中央小学校に一人の男性が訪ねてきました。

 校長が対応したところ、「小見川陣屋のことを調べているので、学校の敷地内にあるという陣屋に関する碑を見せてほしい」とのことでした。埼玉県から電車を乗り継いで来たそうです。

 陣屋の意味合いは時代とともに変化していますが、江戸時代につくられた小見川陣屋は藩の政治拠点を担い、藩主の屋敷でもあったそうです。1724年に4代藩主 内田正親が小見川周辺に一万石を与えられ、小見川に居住が定められました。小見川陣屋には堀や土塁が築かれ、内田氏支配は明治維新まで続きました。

 そのような歴史がある土地に、明治8年以降150年以上にわたってある学校が現在の小見川中央小学校です。・・・と、ここまでは知っていましたが、肝心の埼玉県から訪ねてきた男性が見たい碑についてはわかりませんでした。わざわざ埼玉県から来ていただいた方に、「わかりません」と帰ってもらうのは申し訳ないので、小見川陣屋址に関する説明の看板や中央小にあるいくつかの石碑をご案内しました。

  中央小の校庭にはいくつかの石碑があります。これを機に、あらためて見てみました。とても大きな石碑が3つあります。

 学校の玄関の近くにある大きな石碑に書かれているのは、「 正 強 朗 」 です。

 昨年の創立記念式で児童たちに説明しましたが、中央小の校医を50年以上務めた初代同窓会長 本多 元俊 先生が書いた言葉で、「正しく 強く 朗らかに」 と、人としての生き方を示してくれています。

 中央小のシンボルツリーである「くすのき」の近くにある石碑(創立80周年記念碑)には、金森 徳次郎 先生(憲法学者、政治家)の書で「修道之謂教」 と書かれています。孔子の「中庸」にある言葉で、「人としての正しい道を、毎日繰り返して身につけることが、本当の勉強です」という意味です。今年の創立記念式で児童たちに話そうと思っていますが、少し難しいでしょうか?

 また、体育館の脇には、「修道百年」 と書かれた石碑があります。80周年記念碑の「修道之謂教」を受けての100周年記念碑で、建てられたのは100周年の2年後のようです。当時の校長 石橋 喜逸 先生の書です。 

 児童が帰ってからの職員打合せで、小見川陣屋の話を本校の職員にしたところ、石碑について調べてくれた職員がいて、その石碑はなんと!中央小の「くすのき」と「修道之謂教」と書かれた石碑の間にある大きな石であることがわかりました。石には読み取れる字もなく「どうしてこんな大きな石がここにあるのだろう?」という程度に思っていた石が、小見川陣屋の石碑だなんて・・・

 埼玉県から訪ねてきてくださった方には申し訳なかったですが、勉強になる一日でした。次に小見川陣屋址を訪ねてきてくださる方がいたら、ご案内できるようにします。