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校長からのメッセージ
令和7年度 学校だより No.10
木を伐りました
体育館脇に生えていた木を伐りました。
夏は木陰になりますし、なかなか良い枝振りの木ではありました。
その反面、体育館の入り口の屋根に大量の落ち葉を積もらせたり、根本を見ると側溝の蓋を押し上げたりと、学校施設への害も出始めておりました。
どうしようかと考えて、本校勤務の長い職員に聞いたところ、「勝手に生えてきた雑木だ」とのこと。
私は普通の庭木だと思っていたのですが、よく考えてみれば、あんなサツキの陰の側溝との狭い隙間に植樹しようと考える専門家はおりません。落ち葉だけならば剪定で済ますことも考えたのですが、側溝が破壊される未来が容易に予想できる現状と、その由来を考えて、思い切って伐採してしまうことにしました。
正味20分ほどの作業でしたが、無事に伐り倒すことができました。
校長のことばコラム6 言葉の変化(3)敬語はインフレする?
「殿」と「様」という敬称があります。名前の下につけて使いますが、さて、この「殿」と「様」。現在どういう立場の人に宛てて使うものでしょうか。
殿:(男性の)同輩か目下の人
様:広く敬意を表す
「ええっ!『殿』って言ったら『お殿様』のことでしょ!? 何で目上の人に使ったらいけないの?」
こういう疑問を持った方も多いかもしれません。実は、これが今回の話題、「敬語がインフレする」という実例を示しています。
ちなみに「殿」は平安時代頃から使われ始めた敬称でしたが、最初は「摂政・関白」という人臣の最高位に対してのみ用いられる言葉だったらしいです。その後、徐々に「朝廷の官位を持っている人」に使用範囲が広がり、鎌倉時代には官職に就いていない人にも使われるようになっていった。と、こんな感じです。
その後、どうして目下の者に使われるようになったのかは分かりませんでした。しかし、こういった敬意を表す表現というものは、時間が経つに従って、一般化してしまうものなのです。
例えば「きみとぼく」という言葉があります。よく使われる二人称代名詞(You・あなた の意味)と一人称代名詞(I・私 の意味)ですが、これ漢字で書くと「君と僕」ですね。
これ、元来は、どんな意味だったのでしょうか?
まず「君」ですが、日本史に詳しい人は「おおきみ」という言葉を聞いたことがありませんか? また、「君主」という言葉も存在します。
もう分かりましたね。そう、「君」の本来の意味は「王様」なのです。
翻って「僕」です。こちらは「下僕」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
実は「僕」の本来の意味は、「しもべ」とか「召使い」とかなんです。
知ってました?
つまり、現代において「きみとぼく」は「あなたとわたし」ですが、その昔は「王様と召使い」という意味だったということになります。
令和7年度 学校だより No.9
校門脇のオブジェについて(続報)
先日(12月4日)、ホームページ上で情報提供を依頼いたしました、下の校門脇のオブジェの由来につきまして、有力な情報をいただきました。
こちらは、昭和43年度(1968年度)卒業生の卒業制作だそうです。
教えていただいた方によれば、2学級で1体ずつ制作したとのことでした。
情報の提供ありがとうございました。
校門脇のオブジェについて
現在、校舎正面の校門脇には、3体のオブジェがあります。
このうち、一番西側にあるラクダの像については、昭和45年度(※1970年度)の卒業制作であることが分かりました。
しかし、その隣に並ぶハトとペンギンの像については、いつ作られたのかはっきりとわかりませんでした。
おそらく卒業制作だとは思うのですが……。
現在はっきりしているのは、体育館新築前は、講堂の前に狛犬のように並んでいたということだけです。
由来について御存知の方、いらっしゃいましたら東大戸小学校校長、もしくは教頭(℡0478-54-2250)まで御一報ください。
※昭和59年(1984年)の体育館竣工時の記念として配られた絵はがき。
撮影は前年の昭和58年(1983年)ごろと思われます。
令和7年度 学校だより No.8
校長のことばコラム5 言葉の変化(2)変化した言葉
さて、前回は「五十歩百歩」(○ごじっぽひゃっぽ ×ごじゅっぽひゃっぽ)を取り上げました。
似たようなもので「雰囲気」(○ふんいき ×ふいんき)なんかもあります。まあ、これについては、迷ったら「雰」が「分」と同じ読みをすると考えれば、間違いません。
ちなみに、「ふいんき」も変化の途中にあるんですが、こちらは漢字がはっきりしている分だけ、「ごじゅっぽひゃっぽ」に比べると「正しい」とされる時期は遅れそうに思います。
でも、いずれは「正しい」とされる可能性も十分にあると私は踏んでいます。
「え? そんなにコロコロ変わる訳ないでしょ?」と思った方。
言葉って、思っているよりも変わりやすいんですよ? では、実例を挙げます。
冬を代表する花の1つ「サザンカ」ってありますよね。これは漢字で書くと「山茶花」です。
で、1文字ずつ分解すると「山(さん)+茶(さ)+花(か)」ですよね?
そうです、昔「山茶花」は「サンザカ」だったのです。それがいつの間にやら変化して現在に至ります(※サザンカの方が発音しやすいのが一つの理由らしいです)。
このように、言葉は時代に合わせてどんどん変化していくものです。私は「変化しない言葉は『死語』である」という話も聞いたことがあります。
ですから「ふいんき」だって、近い将来、正しいとされる日が来るかもしれません。
残念ながら、これを読んでいる人のテストには間に合いそうにありませんが……。
令和7年度 学校だより No.7
校長のことばコラム4 言葉の変化(1)変化しつつある言葉
私の高校時代、自習監督にやってきて、いつもコンクリートの壁を殴っている先生がいました(※趣味の空手の訓練だそうです)。その先生は数学の先生だったのですが、口癖は「十個」でした。
さて、いきなりですが問題です。
Q 次の文から間違いを探しなさい。
「栃木(とちぎ)県出身者と茨城(いばらき)県出身者が、どちらの方が田舎者(いなかもの)か争(あらそ)っているけれど、都民の私からしたら五十歩百歩(ごじゅっぽひゃっぽ)だ。」
あ、「人を馬鹿にするような話は倫理的に間違っている」とか、「そもそもお前、都民じゃないだろ!」とかいうのは、やめてください。
A「五十歩百歩(ごじゅっぽひゃっぽ)」
「当たり前だろ」と思った方や、前振りからピンと来た方。流石です。
まだよくわからない方。違っているのは漢字でも、故事成語の用例(意味)でもありません。
これ、正しくは、「五十歩百歩(ごじっぽひゃっぽ)」なんです。
○ ごじっぽひゃっぽ
× ごじゅっぽひゃっぽ
「嘘だ!」と思った方、辞書を引いてみてください。
ついでに言うなら、辞書で「十」の読みに、「じゅう」「じっ」はあっても、「じゅっ」は存在しないはずです。
ここから今回の本題に入ります。
実は、「五十歩百歩(ごじゅっぽひゃっぽ)」は言葉の変化が完了しようとしている最前線なのです。
実際、辞典ではまだ認められていませんが、Wordなどの日本語変換では「ごじゅっぽひゃっぽ」と打っても「ごじっぽひゃっぽ」と打っても「五十歩百歩」と変換されます。
※最近よくありがちな「(○○の誤用)」などという注記も出てきません。
ですから、私は辞書の表記が改訂される日は、かなり近いのではないかと考えています。が、「現在はまだ『正しい』とはされていない」ということは、一応知っておいたほうがよいでしょう。
まあ、こんなの、ほとんどの人にとってはどうでもいいことなんですが、中には「どうでも良い」では済まない人たちがいます。
それは誰でしょう?
受験生です。
受験に出される漢字は紛らわしいものばかりです。
「練習で自分が間違えた漢字が受験に出る漢字。間違えなかった漢字は受験に出ない漢字だと思え」なんて言葉もあるそうです。
受験ではすごく意地悪な漢字の読み書きがたくさん出てくるのですが、出てくるものは全て常用漢字なので文句も言えません。
今回取り上げた「五十歩百歩」なんか、全て小学校の2年生までに習う漢字です。
間違うわけがないと自信満々に答えて間違える。国語の入試問題制作者が最も喜びそうなツボを突いています。
皆さん。「十個」は「じっこ」で、「五十歩百歩」は「ごじっぽひゃっぽ」ですよ。
令和7年度 学校だより No.6
令和7年度 学校だより No.5
校長のことばコラム3 『じ』と『ぢ』、『ず』と『づ』の使い分け(3)
『じ』と『ぢ』、『ず』と『づ』の使い分けの話も3回目になってしまいました。
今回は、ちょっとシモの話が入りますが、御容赦ください。
今回は『痔』の話です。お尻にできる、あの病気です。
さて、これは『じ』でしょうか? 『ぢ』でしょうか?
『ぢ』だと思った人。結構いるのではありませんか?
実は、これも『じ』が正しい仮名です。
実は、漢字のほとんどは『形声文字』という読みを表す部分と意味を表す部分を組み合わせたものです。『痔』は『やまいだれ』の部分で『病気』という意味を表していますので『寺』の部分が読みを表すことになります。
考えてみてください。『寺』は『ぢ』と仮名を振りますか?
試しに……。
東大寺(とうだいぢ)
延暦寺(えんりゃくぢ)
違和感が半端ないでしょう?
ちなみに、『痔』を『ぢ』だと思い込ませたのは、『ヒサヤ大黒堂』という製薬メーカーの宣伝の成果(?)です。
最近はさほど見かけなくなりましたが、以前は新聞のテレビ欄の下の方に、必ずといっていいほど『ぢ』という広告が出ていました。出血のイメージと相まって、「『痔』は『ぢ』と仮名を振るんだ!」という誤ったイメージを、全国に植え付けてしまったのです。
ある意味すごい会社だと思います。
言葉って変遷が激しいので、調べてみると「あれ?」って思うことが結構あります。
皆さんも気になったことがあったら調べてみてください。面白い発見があるかもしれませんよ。
令和7年度 学校だより No.4
校長のことばコラム2 『じ』と『ぢ』、『ず』と『づ』の使い分け(2)
前回の『ことばコラム』は『稲妻』のふりがなについてお話ししました。そうすると、他の言葉の『じ』と『ぢ』の使い分けはどうなのか気になりませんか?
今日は、そのあたりについてお話したいと思います。
まず、結論から言うと、『じ』『ず』の使用が基本で、『ぢ』『づ』は例外扱いとなっています。
これは、前回も触れた、昭和61年内閣告示の『現代仮名遣い』で、もとの漢字の音がはっきりしているものについては『ぢ』『づ』の使用を認めるものの、基本的には『じ』『ず』を用いるように、との定めがあるからです。
例えば『築く(きず-く)』は『築山(つきやま)』などの熟語から判断するに、元々の仮名は『きづく』であったはずですが、現在ではそれは認められておりません。
※『気付く(きづ-く)』と判別する意味もあるかもしれません。
「じゃあ、『地面』や『地震』だって『ぢめん』や『ぢしん』でもいいのでは?」と思った方。
残念ながら、こちらは『じ』が正しいようです。
なぜでしょうか?
『地』については、『ち』が濁音化して『ぢ』になったわけではなく、実は、もともと『じ』だったから、というのが、その理由です。
どういうことかと申しますと、日本で用いている漢字の音読みには、『呉音』、『漢音』、『唐音』という3種類があります。『京』を『きょう(呉)・けい(漢)・きん(唐)』と読み分けているアレです。
これは、日本が中国から漢字を導入したとき、導入した地域や時代が違っていたためです。
古墳時代頃になりますが、日本の大和朝廷は、中国の長江流域にあった『南朝』と言われる政権と親交を結んでいました。この時代に本格的に漢字を導入します。これが『呉音』です。ところが、日本が親しかった南朝の政権は、華北を統一した隋に滅ぼされてしまいます。慌てて隋の文化を導入しようとすると「言葉が違う!?」となりました。これが『漢音』です。
ここで全部切り替えてしまえば良かったのですが、かなり使われるようになっていた『呉音』を捨てる難しい、と並行して使用していたら、そのまま定着してしまった。そんなわけです。
ちなみに、残った『唐音』は、中国で時代とともに変化していった発音を取り入れたものとなります。
で、『地』はどうなのかと言いますと、『ち』は、長安(※西安)付近で使われていた『漢音』で、『じ』は南京付近で使われていた『呉音』なんだそうです。
ややこしい話ですが、こんな訳で『地面』のふりがなは『じめん』なのです。
第2回 学校運営協議会
6月11日に第2回の学校運営協議会を実施しました。
委員の皆様には、緑の贈呈式に参加していただいたり、いつでも参観に合わせて授業を参観していただいたりするとともに、学校の運営等について御意見をいただきました。
そこでは、
「6年生を送る会や運動会など、地域の方々が学校を訪問できる機会が何回かあるが、なかなか広まっていないので、我々も宣伝したいと思った」
「和やかに授業が行われていて雰囲気の良さを感じた」
などが出されました。
委員の皆様におかれましては、第1回の5月24日から期間が短い中での御来校、誠にありがとうございました。今回いただいた貴重な御意見を基に、よりよい東大戸小学校にしてきたいと思います。委員の皆様、これからもよろしくお願いいたします。
校長のことばコラム1 『稲妻』、ひらがなで書くと?
まず、タイトルに挙げた『稲妻』ですが、仮名を振ってみてください。
①いなずま
②いなづま
あなたはどちらを選びましたか?
知り合いに聞いてみたところ、圧倒的に②の方が多かったのですが、いかがでしたか?
では、これならどっちを選びますか?
①イナズマ
②イナヅマ
知り合いに聞いたところ、今度は逆に①の方が多くなりました。
皆さんは、これをどう感じましたか?
さて、この『いなずま』と『いなづま』。果たしてどっちが正しいのでしょうか。
その答えは……。
A.どっちも正しい。
もったいぶってすみません。でも本当なんです。
実は、戦後の昭和21年に内閣告示として公布された『現代かなづかい』では、『じ』と『ぢ』、『ず』と『づ』について、「『ザ行』の方を本則とするが、発音を分けている地方では書き分けても良い」ということになっています。
私たちの住む千葉県北東部では、『ず』と『づ』は、発音の区別がありません。ですから、「①の『いなずま』が正しい」ということになりました。
ところが、これではいろいと問題がある(※書くと長くなるので割愛します)ということになりました。そして、昭和61年に内閣告示として『現代仮名遣い』が公布され、許容の範囲が広がって現在に至る。こんな流れになります。
ここで『いなづま』も許容された。とこんなわけです。
「『現代かなづかい』に問題があった」というのはよくわかります。そもそも『かなづかい』からして『づ』を使っているわけですから。
ちなみに、なぜ、『かなづかい』は『づ』だったかというと、「『かな+つかう』の複合語だから」という理屈でした。ですが、「だったら稲妻だって『いね+つま』じゃないか!」という論に反論できず、『どちらでもいい』というややこしい結果が生まれたようです。
現任の校長は国語科専攻です。ですから、時々こんなコラムを掲載していきたいと思います。御家庭での話題作りなどに御活用いただけましたら幸いです。
令和7年度 学校だより No.3
第1回 学校運営協議会
5/24 運動会後の午後3時から、会議室で第1回の学校運営協議会が開催されました。
『学校運営協議会』とは、『地方教育行政の組織及び運営に関する法律』の第47条の5に規定された、保護者や地域住民等が、一定の権限や責任を持って学校運営に参画する仕組みです。
初回である今回は、全委員(9名)の参加をいただきました。
まずは市からの任命書を皆様にお渡しし、互選で会長・副会長を決定し、会長の司会で協議に移りました。
協議では校長から、今年度の学校経営の基本方針・グランドデザイン等について説明し、質疑の後、内容について御承認いただきました。
なお、皆様からは
「地域との連携を進めるためにも、区長さんなど地区の代表に委員になってもらってはどうか」
「子どもがいない地区がある。協力を求める方法を考える必要がある」
「学校の求めていることを地域に伝えられる体制が作れれば良い」
「1年生の保護者が子どもと一緒に登校しているのは良い。社会福祉協議会でも見守り活動に協力している人がいるが、安全協会とも連携をとってみてはどうか」
といった御意見を頂戴いたしました。
貴重な御意見、ありがとうございました。
いただいた御意見を基に、今後も学校運営に取り組んでまいります。
令和7年度 学校だより No.2
みんなでウイルスをやっつけよう!
おうちでも心がけてね!
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