今日のサケ日記(19日目)


 今日もサケの稚魚は40匹みんな元気に育っています。お腹の「さいのう」も少しずつ小さくなってきました。2年生の子どもたちは「エサをあげる日はまだかなぁ」とお世話をしたくてしかたがないようです。
 そんな2年生が水槽の前に集まっています。何事かときいてみると,サケが一か所に集まっているので,なんでなのか考えていたそうです。
  「寒くて集まっているんじゃない?」
  「みんなで集まっていたほうが安心なんだよ。きっと。」
 
 「なにか怖いことがあったんじゃない?」
  「隠れているつもりなんだよ。」
  「でも1匹だけこっちにいるよ。なんでだろ?」

 みんなで知恵を出し合いますが,今ひとつはっきりしません。
  「なんでここに集まってるんだ~。お~い。」
 サケに話しかけている子もいました。
 子どもたちは自分で疑問を見つけ,考えます。2年生ですから,疑問の答えを見つけることは難しいかもしれませんが,自ら疑問をもち,考えようとする態度はとても大切です。疑問はどこにでもあり,考えるヒントは身の回りにたくさんあります。子どもたちと一緒にあごに手をあてながら,疑問を見つける楽しさ,考える楽しさに気付かせていきたいと思っています。