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2024年9月の記事一覧
体験活動シーズン到来! 子どもの生きる力を育てていきます。
学校はまもなく1年間の折り返し点を迎えようとしています。秋は「実りの秋」「読書の秋」「芸術の秋」「スポーツの秋」などと言われますが、子どもが活動しやすいこの季節は、学校においても教育を充実させたい時期です。
なかでも、子どもが様々な体験を通して学ぶ機会を組み込んでいくことは、生きる力を育むためにとても重要です。子どもは日頃の学校生活で学んだ知識や技術を土台に、自然・人・社会と直接かかわる体験活動を通して、社会性や実践力がさらに育ちます。また、成長著しい子どもたちの心を揺さぶる活動は、豊かな心を育む上で効果が高まるものと考えています。
たとえば、9月末から始まる、遠足(1~4年生)、宿泊学習(5年生)、修学旅行(6年生)は大切にしたい教育の場です。学校を離れて友達同士で楽しく学ぶ体験は、子どもたちにとって年に1度の特別なものであり、大きな成果が期待できます。どの学年も引率職員が夏季休業中に現地の下見を行い、安全で充実した活動になるよう準備を進めています。お弁当づくりや持ち物の準備、当日の送迎など、保護者の皆様にご苦労をおかけしますが、全ての子どもたちが「楽しかった!」と思えるような行事にしていきます。
10月上旬には、新島地区が誇る観光資源「加藤洲十二橋めぐり」に、本校の3・5・6年生がサッパ舟に乗る体験を行います。これは、地元で開催されている「第20回与田浦コスモスまつり」を主催する「NPO法人香取市与田浦を考える会」の皆様のご好意により実施させていただくものです。舟から眺める学校や地域の風景は、子どもの目にどのように映るのでしょうか。川面を吹くさわやかな秋風を味わいながら、郷土を愛する心が育つことを期待しています。
10月30日(水)には、「あきぞら音楽集会」を行います。日頃子どもたちがお世話になっている地域の方々を学校にお招きし、全校児童が合唱や演奏を発表して感謝の気持ちを伝えます。今回が初めての開催となりますので、どうなることになるのやら…。子どもたちの活躍に期待しています。たくさんの保護者や家族の方のご来校をお待ちしています。
その他にも、学年ごとに校外学習や校外講師を招いた授業も多く予定しています。また、オープンスクール(学校自由参観)やマラソン大会なども計画しています。さらには、香取郡市の学校が集う音楽発表会や陸上競技大会などの対外行事もあります。
本校関係者の方は、日常の教育活動をいつでも参観できます。秋の充実期にお気軽に学校へお越しいただき、子どもたちのがんばっている姿をご覧ください。皆様のご来校をお待ちしています。
学校に子どもたちの笑顔が戻ってきました!
夏休みが終わり、今日から学校生活がスタートしました。どの子も笑顔いっぱいで登校し、学校に活気が戻ってきました。学校の主役は子どもたちであることをあらためて感じています。
今年は44日間という長い夏休みでしたが、心配された交通事故や水の事故もなく、全児童がそろって9月を迎えられたことをとてもうれしく思います。職員も元気な子どもたちと久しぶりに会い、「子どものためにがんばるぞ!」という気持ちでいっぱいです。
ただ、子どもにとってこの9月のスタートは夏休みの生活とのギャップが激しく、一般的にストレスがたまりやすい時期です。全国的にみても登校できない子どもや自殺する子どもが増える傾向があり、新島小の子どもたちも同様のことが起こりうると考えています。
このことを踏まえ、本校では子どもたちが安心して学校生活が送れるよう、少しずつゆっくりとスタートしていくようにします。また、職員は子どもの表情や言動をいつもより入念に観察し、気になる子には声をかけながら、ていねいに関わっていくようにします。
お子様のことで、「元気がない」「何だか表情がさえない」「学校でうまくいっていないようだ」など気になることがありましたら、まずは保護者や家族の方がお子様の話をよく聞いてあげてください。そして、お気軽に学校へご相談ください。本校にはスクールカウンセラーも配置されていますので、専門的な視点から話を聞くこともできます。
子どもは心に不調が生じると、必ずSОSのサインを出します。大切なのは、そのサインを大人が見逃さないこと。特にこの9月は、大人がサインを早く見つけて、愛情を注いでいく必要があります。家庭と学校が連携し、できることを早期に考えて対応していきましょう。
これからも学校は子ども一人一人の心に寄り添いながら、一生懸命にがんばってまいります。本校教育への変わらぬご協力をお願いいたします。