校長日記

2024年11月の記事一覧

音楽の力のすばらしさ ~あきぞら音楽集会を初開催~

 10月30日(水)に「あきぞら音楽集会」を体育館で行いました。この集会は本校が初めて開催したもので、子どもが主体となった音楽集会です。

 子どもたちが日頃お世話になっている地域の方々を学校にご招待し、当日は「登校時の安全ボランティア」「交通安全協会」「新島駐在所」「新島郵便局」「高齢者クラブ」「NPO法人香取市与田浦を考える会」「扇島東組自然を守る会」などの皆様(計24名)にご来校いただきました。また、130名以上の保護者・家族の 方々にもお越しいただきました。

 全校での校歌で始まり、学年ごとの歌や演奏の発表、子どもたちからの感謝の言葉やお礼のプレゼントが招待者の方々に贈られ、参加者全員で「まっかな秋」を歌いながら、会場が和やかな雰囲気に包まれました。新島の子どもたちがまっすぐに成長する姿と、みんなで気持ちを合わせて活動する様子をご覧いただけたかと思います。また、おまけですが、職員による本気の歌も披露させていただきました。

 おかげさまで、地域や保護者の皆様にご協力をいただきながら、子どもの心に響く素敵な音楽集会となりました。初めてのチャレンジではありましたが、音楽を通して子どもたちの心の成長を実感することができ、職員一同とてもうれしく感じております。

 

 音楽は私たちの暮らしに欠かせないものであり、学校教育では子どもが音楽に親しむ機会を大切しながら、豊かな心を育てています。朝の始業前や給食時、清掃時などには素敵な曲が放送で流れ、子どもたちは落ち着いて活動に取り組んでいます。授業中は音楽室からにぎやかな楽器の音が聴こえたり、今年度からは季節に合った「今月の歌」をみんなで歌ったりと、学校生活の様々な場面において、音楽に親しむ活動を取り入れています。

 学校では当たり前の光景かもしれませんが、子どもたちの多くは、コロナ禍でマスクの着用や給食での黙食などを長い期間強いられてきました。友達と自由に話をしたり、元気に歌を歌ったりする活動も、縮小又は休止せざるを得ない状況の中で育ってきた子どもたちです。今でもその時の影響が見受けられますが、今回の音楽集会をはじめ全ての教育活動を通じて、子どもが主体となる活動を取り入れながら、もっと自由でもっと笑顔でのびのびと育つ学校づくりを進めていきたいと考えております。

  先月は、香取郡市の音楽発表会に3・4年生が学校の代表として参加しました。当日は驚くほどのたくさんの保護者の方々が会場に駆けつけてくださり、子どもたちはすばらしい発表をすることができました。音楽が大好きな小・中学生が集まる晴れ舞台で、仲間同士の気持ちが一つになった合奏・合唱と、緊張の中でもがんばる子どもたちの成長した姿に私も感動しました。

  音楽はすばらしい文化です。そして、いつまでも大切にしていきたい教育活動です。あきぞら音楽集会や郡市音楽発表会を通して子どもたちが大きく成長し、音楽の力で子ども・保護者・地域の方・教職員の心の絆が深まっていることを感じています。

 新島小は「地域に愛されるあたたかい学校」を目指しています。また、教職員は「子ども一人一人の良さや可能性を引き出せるよう」にがんばっています。

 これからも本校教育へのご理解・ご協力をお願いいたします。