日誌

朝の登校

 5月2日(火)五月晴れの気持ちの良い朝を迎えました。ゴールデンウィークの中日です。いかがお過ごしですか。通用門に立ち、登校する生徒のみなさんと挨拶を交わしていると、その先には田植えを済ませた田んぼが広がっています。その先に目をやると、鴨たちが数羽、田んぼの中にいる虫たちを啄んでいました。そんな田んぼの小道を本校の生徒たちは通学してきます。のどかな時間が流れています。ですが、場所が変われば、また別の景色があり、別の時間が流れている。そう思うと、なんて多様な世界が広がっているのだろうかと思ってしまいます。ふと谷川俊太郎さんの詩「朝のリレー」を思い出しました。

 カムチャッカの若者が
 きりんの夢を見ているとき
 メキシコの娘は
 朝もやの中でバスを待っている
 ニューヨークの少女が
 ほほえみながら寝がえりをうつとき
 ローマの少年は
 柱頭を染める朝陽にウインクする
 この地球で
 いつもどこかで朝がはじまっている

 ぼくらは朝をリレーするのだ
 経度から経度へと (続きは調べてみてください)