日誌

穏やかな朝

 11月28日(火)穏やかな朝を迎えました。朝の冷え込みも緩み、日中は20度をこえるようです。さて、今日は何の日? 語呂合わせで1128(いいにわ)と思い、登校するみなさんと挨拶を交わしながらぐるっと校庭をめぐると、線路沿いの花壇に、きれいな白菊が咲いていました。

 そんな穏やかな朝、503年前1520年(日本は戦国時代)の今日も穏やかな日だったようです。ポルトガルの航海者マゼランがスペインから南米大陸南端をとおって大海原に出た日です。マゼランが航海中、穏やかな日が続いたため、その海を「穏やかで平和な」を英語にしたPacificをつけて、Pacific Oceanと名付けたと言われています。私たちは今その海を『太平洋』と呼んでいます。太平洋にはそんな思いが込められていたんですね。そして、マゼランの船はスペインに再び戻り、『地球は丸い』ことを証明して見せました 。

 香取中では、今週の朝の時間は香中検定(漢字)。全学年で漢字の書き取り・読みにチャレンジしています。3年生の廊下には国語の授業で学んだ俳句をもとに、自作の句が掲示されています。来週の三者面談の際にご覧いただければと思います。発想豊かな作品や季節を詠んだもの、自分の気持ちを句にしたものなど秀逸な作品が紹介されています。

 AI技術が発展する中、私たちにとって正確に情報を読み取ったり、人とかかわったり、自分の考えを自分のことばで伝えたりすることが求められます。そのベースとなる語彙(自分の思いや考えを表現するための単語・言葉)は重要であり、その語彙を紡ぎ合わせた文章を理解する『読解力』を身に付けていきたいと考えています。