日誌

222年前の今日は何の日?

 令和4年6月11日(土)、今から222年前の今日。香取市の偉人「伊能忠敬」が蝦夷地に向かって江戸を旅立った日です。年号は寛政12年閏年4月19日(西暦1800年6月11日)のことです。現在映画にもなっている忠敬(ちゅうけい)さん。先日6月5日(日)の千葉日報1面で伊能忠敬が暮らした町として香取市が取り上げられていました。

 「旧宅前の道で中井貴一扮する香取市役所職員の池本が部下の松山ケンイチさん扮する木下を連れて、伊能が行った歩測をまねする。伊能は一歩を必ず69センチで歩いたそう。体験し、伊能の足跡を感じてみてはいかがだろうか。」

 ここでいつもの知的好奇心のスイッチが私に入りました。みなさんはこの記事を読んでどうですか。   

疑問①「69センチって、実際にはどのくらいの歩幅?」

 実際に測ってみるとかなりの歩幅です。忠敬さんの身長は 約160cm 体重55kgだったようです。 

疑問②「69センチって中途半端だな~ 70センチならきりがいいのに!」

 ⇒ 昔の尺度なら 2尺三寸 (1尺 約30センチ 1寸 約3センチ) 

 この長さは何に匹敵するか調べると日本刀の平均的な長さと同じようです。図書室には伊能忠敬に関する井上ひさし著「〇〇〇歩の男」があります。彼はいったい何歩歩いたのでしょうか、それは今でいうとどのくらいの距離でしょうか?井上ひさしさんの本のタイトルが何歩歩いたかの答えでもあります。ではその歩数に69cmかけると、彼が歩いた距離になります。なんだか算数・数学の学びにつながってますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 記事のつづきから、「旧宅から15分ほど歩いた場所にある観福寺にも訪れたい。伊能の遺髪と爪が収められている墓があり、命日の5月17日には市民らが墓前で合掌する。」

疑問③「観福寺には伊能の骨はないのか? どこに骨は納められているのかな?」

 

⇒東京浅草の源空寺に忠敬の天文学の師匠高橋至時(よしとき)の墓の隣に眠っています。

疑問④なぜ50歳過ぎてから地図をつくり始めたのかな?

 

⇒子午線一度の長さを知りたかった! ⇒地球の大きさを知りたかった! ではどう測ったの? 理科・数学への学びにこれまたつながりますね。