日誌

野鳥観察・植物調査フィールドワーク

 7月7日(月)今日は七夕。本校では午後から全校理科第2弾。バス2台で香取中から利根川の小見川閘門下流へ移動。今日は6月23日に行った利根川流域の野鳥や植生、魚についての学習の実地調査です。本校の校歌の1番は『♪利根流域に春満ちて~♬』で始まります。熱中症対策を講じながら今回は1・2年のグループと3年グループの2つに分かれて利根流域の野鳥観察と植物調査を行いました。

 植物調査ではヨシ原に行き、似ている植物ヨシとオギについて見分け方を教えていただきました。葉の中央に白い線があるのがオギ。そうでないものがヨシ。現地調査のためヨシ原を刈って道をつくっていただいたので、その植生をヨシ原の中に入って実感することができました。また、ヨシ原の奥まで行きワンドと呼ばれる自然再生を行った場所も確認しました。

 一方、野鳥観察では全員が双眼鏡をつかって小見川閘門の堤防から観察。河川財団の方や野鳥のエキスパートの方々には双眼鏡や単眼鏡の操作を教えていただいたり、野鳥の姿をフリップの画像で紹介したりしながら解説いただきました。生徒たちは双眼鏡や単眼鏡を使ってトビやサギなどの大型の鳥や川辺の鴨などを見つけ興奮。その姿を自分の目で捉えられて大満足。コジュリンやオオセッカなどさまざまな鳥たちの鳴き声は聞こえていながらも、その姿をみつけるのは難しかったようです。その体長はスズメより小ぶりだったからでしょうか。

 利根流域の植生や野鳥等の学習につきまして、河川財団、利根川下流河川事務所、香取市土木課の皆様をはじめ多くの方々にご尽力いただき、2回にわたる全校理科を実施することができました。これらの座学とフィールドワークで学んだことを理科や社会の授業や生活のいろいろな場面で生かしていければと考えてます。また、生徒のみなさんにとって身近な河川である利根川やその自然にさらに興味をもってくれればと願っています。この場を借りてお礼申しあげます。ありがとうございました。