日誌

比べてみると、、、

 11月7日(金)お昼休みに図書室1階でアート・ワークショップを開催。時間になるまで畳スペースで囲碁盤を使って五目並べをする1年生。地域の方に寄贈していただいた囲碁盤と碁石が活用されてうれしい限りです。五目並べで囲碁に興味をもらったら、ぜひホンモノの囲碁にもチャレンジしてくれたらこれまたうれしい限り。

 さて、今回のアート・ワークショップは絵本を使って、「これなんだろう」から始まりました。今回扱った作品はジョン・クラッセン作 長谷川義史訳「そらから おちてきてん」(クレヨンハウス刊)。絵を見て参加した生徒の皆さんは「隕石!」「黒いじゃがいも!」など思ったことをポンポン出してくれました。参加者が交代交代で声に出して絵本を読み進める内に、この話のオチをみんなで考えました。

 つづいて鑑賞したのは旧佐原市八筋川出身の大崎善生氏の水彩画。佐原文化協会をとおして氏のご遺族から本校に寄贈いただいた作品。「この絵では何が見える?」の問いかけに、「空! 森! 入道雲! 蓮の花! 堤防! 風!」など実に様々なモノを見つけてくれました。「なぜ蓮の花と考えたのかな?」の問いかけに「水辺に咲く花でピンクの色をしているから」と答えてくれたりと、理由もきちんとつけて話してくれる生徒の皆さん。最後は大崎さんの別作品と比べながら、その値段や価値についてもおしゃべりしながら考えました。「大きい方が値段は高い!」「こういう作品は大きいから高いんじゃなくて小さい方が高いはず」。「欲しい人がたくさん出てくると、その作品の値段は高くなる。だから価値が高いんじゃないかな。」などいろいろな意見が飛び交い昼休み終わりのチャイム。誰もが自由に話す雰囲気の中で、アートをとおして考え深まっていくみなさん。すばらしい時間がここにありました。

 そして、5時間目、2年生は英語。ALTの先生と英語の先生2人、全部で3人の先生で英語の授業。先週のハロウィンの話題から今日の文法事項の導入が始まりました。お月様の満ち欠けの話から、smallerやbiggerを使った比較の文が紹介されました。続いて担当の先生が持っているバッグからビニールテープ(ポンポンで使うビニール性のテープ)を2人組でクラス全員+先生方が引いてみて、その長さを比べて見ました。きっと印象深く忘れられない比較の文が記憶されたのではないでしょうか。目を外に向ければススキが風にたなびいています。秋もいよいよ深まっています。The autumn season is getting deeper and deeper.