日誌

過去と今を国語で

 11月29日(水)1時間目、1,2年生ともに国語の授業。1年生は新聞を活用して『文法』の授業。グループごとに日本語の品詞(名詞や動詞、形容詞に形容動詞、感動詞に接続詞、助詞に助動詞、副詞に連体詞)を、実際に新聞記事で使われているものから抜き出して、その働きや使われ方を学びました。新聞はさまざまなニュースの情報源であり、現代をいきる言葉の使い方のショーウィンドウでもありますね。

 一方、2年生は古典。『徒然草』から「奥山に猫またといふものありて」を読みました。「猫また」とは人をくうおそろしい化け物と噂されており、ある夜、一人の僧が帰り道に噂の「猫また」におそわれ、はうように家にたどりついた。ところがその「猫また」とは、実は〇〇〇だった。というオチがあるお話です。

 徒然草は今で言う「エッセイ(随筆)」その作者は兼好法師。古文という古い日本語を読み解きながら、昔も今も同じ感覚であったことに気づいたり、別の印象をもったりと古のエッセイストの兼好法師が考えたことを、今を生きる私たちがどう感じ考えるか、自分の中で受け止めてみることは面白いですね。