日誌

本の世界 第5弾

 本の世界 第5弾は「目には見えないもの、見づらいもの」がテーマです。香取市の偉人「伊能忠敬」の偉業を映画にした「大河の道」。もうご覧になりましたか。忠敬自身は一度も映画に登場せず、日本全国にわたる測量を終えた後の、地図作成に携わった名もなき人たちに焦点をあてた創作落語が原作。目にしたことのない日本という形を目に見えるものにした地図。2冊目は樹木たちの知られざる驚異的なネットワーク。そして3冊目は、目の見えない人の世界を知る1冊。

No タイトル 著者 出版社 おススメポイント
大河への道 立川志の輔 河出出版 落語家立川志の輔さんの創作落語を小説に書き下ろした本。これが映画の原作となっています。改めて「忠敬」さんを知る1冊に。ちなみに2001年にも加藤豪さんが主演で「伊能忠敬 子午線の夢」が製作され、当時の市内小中学生は、市内の映画館でみな見ています。
樹木たちの知られざる世界 ペーター・ヴォールレーベン 早川書房

樹木たちは驚異的なネットワークをもっている。その場から動かないけど他の木々たちとつながり互いにかかわって生きている。それは本当でしょうか。その謎に迫ります。

目の見えない人は世界をどう見ているのか 伊藤亜紗 光文社新書 例えば、見えない人にとっての富士山と見える人にとっての富士山、頭に浮かべる富士山は違っているようです。お互いの世界を知るということはどんなことなのでしょうか。