日誌

今日の香取中 ぬくもりを感じる給食とともに

 2月22日(木)雨の朝。昨日に引き続き風もあり体感温度がかなり低く感じられました。明日からの3連休も最高気温が1桁のようです。風邪を引かないようにしてくださいね。

 さて、公立高校を受検した3年生が戻ってきました。朝学習の時間を見ると、公立高校を受検した生徒は各自の席で自己採点をしています。

 体育館では卒業式に向けて年に1度のピアノの調律。午前中は体育館、午後からは音楽室のピアノの調律をしていただきました。寒い中ありがとうございました。調律師さんとお話をすると、「調律をする人の年代が上がってきていて、若い人がなかなか入ってこない。」そんなことを話されていました。そういえば、小説が映画化された「羊と鋼の森」は若い調律師の物語でした。

 「調律でピアノも演奏者も育てられる」そんなことをSNSで発信していたのは昨年度音楽鑑賞会でピアノ演奏を披露していただいた松岡美絵さん。さらに長年お世話になった調律師さんのことばを松岡さんは紹介しています。「調律とは基準です。ピアノ本来のもつ根っこの部分を守る、すなわち「基準」に従うことが、音のバランス、倍音などの不具合といった問題の解決になります。そして、そこには「音楽」がある。調律の基準は音楽のためにあり、その音楽を超える美しい音はない。調律師の仕事は「美しい音をつくる」のではない。本来ピアノの持つ「基準」に従えば、「美しい音楽」が生まれるのです。

 今日は音楽の時間が各学年にありました。3年生も卒業に向けて合唱練習を進めています。調律されたピアノと共に「美しい音楽」を奏でてくれることを願っています。隣の美術室では、1年生が部活動をテーマに絵を描いています。一方、2年生は社会の時間に次年度修学旅行で訪れる会津若松についてタブレットや観光案内図で調べていました。

 お昼の時間。3年生にとっては久しぶりの給食。3年生の二人が食缶からさつま汁をよそっていました。「みそ汁はどう?」とたずねると「ぬくもりを感じます。」と応えてくれました。すてきなことばですね。白身魚(メルルーサ)のレモンソースの説明にいらしていた栄養教諭先生におもわずお伝えしました。

 ぬくもりを感じる給食とともに、安心安全な学校づくりに努めていきたいと思います。