日誌

SDGs特別授業

2月1日(木)香取市長、伊藤友則様を講師にお迎えして、1年生を対象にSDGs特別授業を2,3時間目に行いました。

 特別授業の流れは、①SDGsについて理解のための動画視聴 ②SDGsカードゲームをとおしてSDGsへの取組疑似体験 ③カードゲーム体験を振り返りSDGsはなぜ必要なのか、スライドや動画視聴

 これらの活動のゴールセッティングは以下のとおりです。

1 SDGsの本質① Connect 「世界はつながっている」「私も起点」

2 SDGsの本質② Share 世界が目指す目標を「見える化」して、「共有する」ことで行動を変える

3 その先 今後の行動につなげる。"Action"

 授業冒頭で市長から「SDGsを知ってますか」GCP(グーチョキパー)アンケート。1年生のみなさんはどのくらいSDGsを意識していたでしょうか。SDGsに関する動画を視聴する1年生の目は真剣。視聴後クラス全体がSDGsに意識が集中したところで、カードゲーム。

 今回使用したゲームは『2030 SDGs ニイゼロサンゼロエスディージーズ』市長から手渡しされた目標カード(①大いなる富(お金)②悠々自適(時間)③貧困撲滅の聖者 ④環境保護の闘士 ⑤人間賛歌の伝道師の5種類からペアで1枚引きます)をもとに、配付されたお金と時間を使って、さまざまなプロジェクトを行い目標達成するゲーム。ゲームの中では、プロジェクトを達成するごとに、世界の状況が3つのバロメーターで表示されます。それが、①経済 ②環境 ②社会。目標達成のため、プロジェクトをクリアしていく中でそのバロメーターは変化してきます。

 ゲーム前半10分ですでに目標を達成したペアが、9つ中2つ。後半に移る前に休憩を入れましたが、その間も熱心に目標達成するためにペアで作戦を考えたり、他のペアに交渉に行ったりと、まさに目標に向かって「クラスがつながっている」感がありました。後半15分を終えて、全9ペアが目標を達成。改めて、このゲームをとおして考えてもらいたかったことを市長からお話しがありました。今回のゲームでは、経済は発展したけど、環境や社会保障などのインフラに関しては、偏りが見えました。その話を裏付けるように、安価なTシャツには、安価な賃金で雇われている人たちの貧困の問題、プラスチックゴミによる環境汚染の動画が放映されました。ゲームで楽しんだだけではなく、その背景についての知識をもっと知ること、もっと世界とつながること、もっと考え行動すること。これらのことを授業を終えての生徒感想発表から意見が出ました。

 自分を起点に、自分ができることから行動に移す。Action! このことを伊藤市長様からの特別授業で本校の1年生は学んだと思います。この場を借りまして、香取市長様、市担当者様、教育委員会様方にお礼申しあげます。ありがとうございました。