日誌

スパイダー討論の手法を用いた授業の校内研究会 2年生道徳

 10月24日(火)6時間目に、校内研究会として2年生で道徳の授業を展開しました。北総教育事務所や香取市教育委員会からもお客様をお迎えし、また、市内小中学校に公開ということで、近隣の小学校から先生方がお越しになり、授業を見ていただきました。2年生は1年生の時から話し合い活動を道徳に取り入れ、誰もが平等に意見を言い合い、聴き合う仲間づくりを大切にしてきました。

 今回は外来種の魚を駆除して生態系を守らなくてはならない中、レジャーとしての外来種の釣りを認めながら駆除していくか、あるいは、外来種の魚釣りを全面禁止として駆除した方がよいのか、自然環境問題の視点で考え議論しました。授業では、討論における評価基準をもとに話し合う「スパイダー討論」という手法を活用して、一人一人が意見を出し合いながら、議論を深めました。

 話し合いでは多くの先生方がまわりで見守る中でも動じず、異なる意見をもとに、どちらがより良いのか議論を進めるグループもあったり、それ以外の代案がないか模索するグループもあったりと、多面的・多角的な話し合いに向かっていました。いつもの2年生らしく自由闊達に意見を出し合ったり、意見を言いやすいように声かけをしたりと微笑ましい場面もありました。自分の立場を10段階でどのくらいなのかを再度授業の終わりに判断し、グラフにしてみえる化したところ、その変容に大きな揺れ動きがありました。「おー」とその結果にどよめきが起こりました。グループでかかわり考えを深めたことで自分の中に変化があったことを目に見えてわかったことがとても新鮮だったのかもしれません。 

 授業後は、参観していただいた先生方で今回の授業について話し合いを行い、その後各グループごとの意見を全体で共有しあいました。ご助言、ご指導いただいた講師の先生には感謝申しあげます。また、他校よりお越しの先生方からご意見いただいた点も参考にしながら、より良い道徳の授業が今後も行えるよう、授業改善に努めてまいりたいと思います。生徒のみなさん、参加された先生方ありがとうございました。