流しそうめん

 7月20日(土)にボランティア栗源のみなさんが中心となって流しそうめんが行われました。
 まず,長くてまっすぐな竹を2つに割ります。なたで割れ目を入れて,上下に割ります。ひっぱっている方に割れ目が曲がっていくので,何回か回しながら割るのがポイントだそうです。
 竹の節をとります。金づちでたたいた後に,のみで削ります。節はエビ煎餅みたいに見えますが,結構固いです。
 水道から竹をつないでいきます。途中で次の竹に落ちるよう穴を開けます。
 いよいよ流れそうめんの樋の完成です!
 子どもたちは自分で使うはしを竹でつくります。流しそうめんは丸いはしよりも,四角いはしの方がそうめんを取りやすいです。みんなけがに気をつけながら小刀で竹をけずってはしをつくりました。
 つゆを入れるおわんも竹でつくります。のこぎりで上手に竹を切っておわんにします。竹のいいにおいがするおわんです。
 「まだかな,まだかな~」と早くはしとおわんをつくり終わった子は待ちきれない様子です。めんつゆをぺろっとなめては「う~ん,おいしい!」と,いっぱい食べる気マンマン,食欲は最高潮に!
 おいしいそうめんをゆでています。
 「ちょっとまっててね。すぐにできますよ~。」 
 大きなおなべでどんどんそうめんがゆでられます。冷水で冷やしたら,流しやすいように,くるくるっと1回分ずつまるめておきます。
 「おまちどおさま!」
 ついにそうめんが流れてきました!みんな夢中でそうめんをすくっています。 
 ときどきブルーベリーやミニトマト,さくらんぼも流れてきます。すばやく取らないとあっという間に流れて行ってしまいます。


 大きなけやきの木の木陰で,みんなで食べる流しそうめんは格別の味でした。
 夏休みの初日,栗源小学校にたくさんの笑顔があふれました。いつもそこにあるけやきの木,いつもの友だちのいつもの笑顔,みんな見慣れて何とも思わないかもしれないけれど,こんな素敵な景色,そんなにないよなぁとHP担当は思うのです。子どもたちのずっと忘れない思い出になったらいいなぁと思います。
 そんなステキをくださったボランティア栗源のみなさん,ありがとうございました。