北小ニュース

11/20(日)アーカイブシリーズ「校内研究会 国語科 ③」

シリーズ「思い出写真館」

6年2組の授業から考える教師の姿

普段はあまり公開しない部分ですが

北小の教師集団が子どもたちのためにどんな学びをしているか

今日はせっかくの機会なのでご紹介したいと思います

 

構成を可視化することで見えるようになる

~ 講師の先生からの助言をもとに考える ~ 

 授業者からは

「児童を見る視点をもう少し絞ってもよかったのかもしれない」

という発言がありました

子どもたちが事実と意見を区別しやすいような投げかけも

授業の中で必要ではないかと考えたようです

普段の授業の様子からもっと友達相互で突っ込み合いができると

考えていたようです

 

北小の高学年では 3名の教師が3つのクラスを教科担任として教えているので

6年2組も普段から指導しています

普段の姿から今日の指導プランを立案したのですが

思ったほど反応できなかったということです

 参観した私たちはそうでもないという感想をもちましたが

講師の先生から

「文の作りに注目させる意味で 図式化する工夫」を教えてもらいました

授業分析会「4名の児童の姿から」

 

授業者からの振り返りの後

組織的に観察していた4名の先生方から児童の様子が発表されました

道徳の研究同様 青(効果)と赤(改善)の付箋紙を使いながら

対話活動をしているときの様子を分析を交えて発表していきました

 司会者に対し進行お助けカードがあったことへの評価や

それぞれの発言に対し 先生方の視点で話がありました

その中で グルーピングの大切さについても触れられました

意見があっても言える子どもと そうでもない子がいます

よく発言する子だけが作る授業ではなく

あくまでも司会者を中心に対話を行っていく!

その対話から広がる作文の世界!

見ていると子どもたちから「こんな表現ができるのだね」

という意見も多く聞かれたことがわかりました

「普段 こういうことで意見交換をすることがないので

友達がどんな考えをもっているか知れてよかった」

そんな子どもたちの発言は今日の授業によく表れていました

 

 講師の先生からのご指導

講師の先生からは以下の点でお話をいただきました

 

1 書いた文章を分析し図式化することは大切であること

その意味でも 作文に直接各自が書き込むよりも

先生方のように付箋紙に記入させ

作文の拡大版に貼り付ける活動が有効である

それによって作者は1枚の用紙を見れば推敲できる

 

2 言葉一つ一つにこだわる子を育ててほしいこと

調べたことを文中に取り入れる際(引用)は

その出典をしっかり明記させ

自分の言葉なのか 他者から得たものなのかはっきりさせたい

 

3 語彙を広げるために「言葉の宝箱」などを活用すること

表現する力をつけるために

どんな言葉を選べばよいか知ることも大切

 

4 読むことの喜びを書くことにつなげてほしい!!

「腑に落ちる場面を学びの中に取り入れる」ことは大切

北小の読書活動(読み聞かせ)は今後も推進していくべきである

 

5 自分たちの話し合いの様子を確かめる活動を今後取り入れてほしい

今日の学びで「何を学び 何がわかり身に付けたのか」を最後にきいてほしい

算数科で始まった「対話をとおして学びを深める」研究は

今年で2年目に入りました

次回は年明けに道徳と理科で検証授業を行います!