北小ニュース

11/07(月)アーカイブシリーズ「校内道徳研究会②」

令和4年度 北小の研究 

 主体的に考え、互いに学び合う子どもの育成

~対話的で深い学びの実現を目指した授業の推進~

2日に引き続き本年度第一回の研究会の様子をお届けします

教科は「道徳科」です

〈 めざす児童像 〉

  自信をもって自分の考えを伝え合い、主体的に学び、深めることのできる児童

 

 この目指す姿をもとめて下の仮説を確かめるために研究していきます! 

〈 研究の仮説 〉

国語科、理科、道徳科の学習指導において

児童が自信をもって発言できる手立てを講じれば

児童同士での意見交換や発表などの協働学習でより深く考え

一層主体的に学ぶことができるようになるであろう

 

教科領域が異なれば めざすものも少し違いますが

私たちが取り組むことはあくまで「対話をとおして学びを深める」

その一言に尽きます!

今日の学びの中で子どもたちが自ら課題に向かい

友達や先生との対話をとおして学びを深める

そんな姿が見られたか・・・

それでは 今日行われた授業の様子を写真で振り返ります  

【6年2組】主題名 心づかいの尊さ

教材名「おばあちゃんの指定席」 出典「新・みんなの道徳」学研教育みらい

1 「思いやりのある人」についてアンケートの結果から

 

2 教材文のあらすじを確認する

 

3 教材についての話合い

 

4 「自分探しの旅」をする

今日も「自分探しの旅」を行いました

最初に自分の意見を黒板のマグネットと

胸のツールで意思表示するところからはじまります

そして、ルールにそって教室の中を自由に移動し

意見を聞きたい友達と交流していきます

6年生も友達と意見交換(議論)をしてみて

「心に刺さった言葉」があるとメモしていました

「ううん・・・そうなのかあ」

「でもさ こんな考えもあるのではないかな?」

活発に意見交換がありました

そして 自分の意見に変更が出た場合は先生に伝えてかえています

教員チームは 役割にそって児童を見取りメモしていきます

このメモを基に 放課後に協議を行いました

 

5 「思いやりのある人」とはどのような人か

友達との交流をとおして考えたことをもとに

思いやりの心をもって行動するために大切なことは何か考えました

全体での話し合いの中で

「誰に対しても親身になって考える」ことは大切だと思う

それは自分の思いだけを優先していないか

周囲の様子をよく考え臨機応変に考えることも必要では?

いずれのケースも「勇気をもって行動することになるね」

など本当に多くの意見が出されていきました

そんな中第3の選択肢の提案が出されもめます

それは「おばあさん・けがをした人の座る場所を乗客に訴えて探す」

というものでした!

話し合いの中で、「その選択肢はそもそも今回の話題ではない」

子どもたちの中から否決されて最初の話題にもどりました

対話をとおして学びを深めることが定着している6年2組

また一段とたくましさを感じました

最後にテキストマイニングを行うために

今日の自分が心に残ったキーワードをGIGA端末に打ち込むと

本時の授業前と授業後の様子が浮き彫りになりました

45分間しっかりと考え議論できた授業となりました