日誌

社会体験学習 最終日その2 考えさせられました

 今回、社会体験学習でご協力いただいた42の事業所に伺って私自身衝撃を受けるとともに、社会体験学習を主催する者として大きな反省をしました。その事業所は、ひまわりクリニックと小見川総合病院です。
 ひまわりクリニックでは、生徒たちがいるからと通されたのは透析室でした。30床近くのベットが並べられたその部屋では、多くの透析患者の皆さんが透析治療を受けていました。透析前後の体重測定の大切さなど、詳しく説明していただきました。
 小見川総合病院では、採血や病室での点滴交換の様子、手術室でのメス等の殺菌作業、電気メス体験(下の写真です)等々リアルな医療現場を、全員が交代しながら間近に見学・体験させていただいていました。
 案内していただいた担当者の方は、「医療現場は、医師と看護師だけではない。色々な技能士や高度な医療機器を管理する技術者まで、誰一人欠けても成立しない。社会体験を受け入れるのは、一人でも二人でも興味をもってくれて医療現場に進んでくれることを願っているのです。(医療現場を目指して)勉強を始めるのは、早い方がいいですからね」と話してくれました。
 医療の未来を考えて社会体験を受け入れている医療機関に対して、送り出す学校側はと考えると、反省するしかありませんでした。「みんな、真剣に取り組んでくれました」と言っていただきましたが、来年はしっかり事前準備をしてお世話になりたいと思います。どうもありがとうございました。
       
 私も、石けんを電気メスで切る経験を初めてしました。個人情報保護が厳しく言われる社会ですが、ご協力いただいた患者の皆様も本当にありがとうございました。