日誌

知的好奇心に火をつけろ!(林 俊幹)

 「知的好奇心」っていう言葉、一般社会ではあまり使いませんが、教育界ではよく使われます。その意味は、物事に対して知ることへの欲求や、知りたいと思う気持ちのことをいいます。平たく言えば、生徒が「これは何?」「なぜ?」「どうしてそうなるの?」と思う気持ちです。
 授業の最初に、生徒の知的好奇心に火をつければ、50分の授業はうまくいきます。数学でいえば、難しい問題を解けるのが教員ではなく、授業の最初にうまく生徒の知的好奇心に火をつける引き出しをたくさんもっていることが、良い数学の教員と言えます。言い換えれば、問題を早く解けるのが教員ではなく、解き方をいかに生徒の知的好奇心を揺さぶり、生徒に考えさせられることができるかが、良い教員と平凡な教員の差なのです。
 
左側;1年理科。教材提示装置を使って、知的好奇心に火をつけています。
左から2枚目;1年英語。生徒が教師に質問をしています。知的好奇心が行動に現れた瞬間です。
右から2枚目;1年と2年の合同で体育祭のダンスの練習です。複数学年で行うことで知的好奇心を高めています。
右側;3年技術。この女子生徒の目を見てください。まさに知的好奇心が高まって、オーラが出ている状態です。すばらしいの一言です。