日誌

「教育の計は百年にあり」(林 俊幹)

 おはようございます。今朝は、6月10日付けの千葉日報からの話題から、お話しようと思います。
 まず、「教育の計は百年にあり」という言葉です。これは 
 教育というものは目先のことだけ考えるのではなく、目に見えないほど遠くに目標をしっかり見すえて行うのでなければならない。従って教育する者は、自らの教えがすぐに成果となって表われなくても、時を経て生徒が成長した暁に理解されることを信じて実践することが大事ということです。
 要するに教育というものは、成果として実を結ぶのには百年といわずとも相当の時間がかかるということです。
  先日、『県採用選考倍率が3.2倍で過去最低の低さ』という報道がありました。
 詳しくお話すると、小学校教員が2.5倍(0.3ポイント減)、中高教員が3.5倍(0.7ポイント減)です。教員の世界は”ブラック”と言われています。
 日本は労働条件や待遇が良くないにもかかわらず、優秀な人材を教員に引き寄せるのに成功してきました。個々の教員の熱意ややりがい感情に寄りかかっているわけですが、こういう虫のいいやり方も綻びを見せ始めてきました。教員の専門職性を明確にし、働き方改革を断行しなければ、他国と同様、優秀な人材は他の専門職に流れてしまう現象が始まっています。また、教員の99パーセントはまじめで地道な性格ですが、1パーセントのバカモノが不祥事を起こし、話題となってしまいます。本校の職員は全員誠実でまじめな職員です。