香取市の未来
佐原市、小見川町、山田町、栗源町が合併し誕生した香取市は、令和8年3月27日で20周年を迎えます。香取市では、小学生に「香取市の未来」と題する作文を募集しました。テーマは「20年後の未来はどうなっているか、どのような姿になってほしいか、将来に向けて自分が取り組んでいきたいこと」等です。
中央小の児童の作文を読んで、子どもたちの素直で前向きな気持ちや深い地元愛に感動しました。本校の児童の作文から、私が印象に残ったところを抜粋して紹介します。
ぼくが通っている小学校のいいところは、大きい子が小さい子にやさしくするところ。
ぼくも2年生になったから1年生と一しょにあそんだり、べんきょうをおしえてあげたりしている。おたがいにやさしくすると、みんながえがおになれると思う。
ぼくは大きくなったらバスケットボールのせん手になって、いまのままかとり市にすみたい。ゆう名なせん手になって、かとり市のいいところを日本中にしょうかいしたい。みんながやさしくしてくれる市だよって。(2年生男子)
小さい子にやさしくすること、大切なことですね。もちろん大人もそうでなければなりません。ぜひとも、有名なバスケットボール選手になって、香取市から香取市のよいところを発信してください。
合ぺいして二十年がたつそうですが、さらに二十年がたつと、わたしは28歳です。そのころは、「花火大会はやっているのかな」と思いました。今は、お父さんとお母さんといっしょに見に行ってますが、「二十年後だったら子どもをうんでいるかな」と思いました。きれいな花火を子どもにも見せてあげたいです。
わたしのおじいちゃんとおばあちゃんは、のう家で野さいを作っています。今までにさつまいも、じゃがいも、トマト、いちご、えだまめ、さやえんどう、きゅうり、にんじん、大こんをしゅうかくしたことがあります。このような楽しい体けんを二十年後の子どもたちもできたらいいだろうなと思います。(3年生女子)
20年後はお母さんになっているかも知れませんね。大好きな花火大会に野菜作り、変わってほしくないものが多くあります。そして、安心して子育てができる町であってほしいです。
わたしの家では、毎日のごはんに香取市のお米を食べています。田んぼが広がる風景を見ながら学校へ行くと、四季のうつりかわりを感じることができます。春にはあやめがさいて、夏にはセミの声、秋は金色の田んぼ、冬はカモの群れ。そんな自然がすぐそこにある香取市がわたしは大好きです。
二十年後、わたしは三十歳になっています。今よりももっとにぎやかであたたかい町になった香取市で子育てをしているかもしれません。わたしは人と人、町と町、そして未来と今を結んでいけるような人になりたいです。香取市がこれから二十年先も笑顔とやさしさにあふれた町であるように、自分の手で少しでも関われたらいいなと思っています。(5年生女子)
食べ物は美味しいし、季節を感じる自然豊かな香取市、私も大好きです。(私も香取市で生まれ、大学の4年間以外は香取市に住んでいます。)この児童も20年後にはお母さんでしょうか?笑顔とやさしさであふれた町であるために、子どもたちに負けず、私たち大人も自分にできることをやっていきたいと思いました。