日誌

香取中日誌

県小中高校書き初め展開催中

 2月22日(土)3連休初日、みなさんお元気ですか。ただいま千葉みなと駅近くの千葉県立美術館で、千葉県小中高校書き初め展覧会が開催されています。会期はこの3連休まで。本校からも3年生1名が千葉日報社賞を受賞し展示されています。切れのある筆致で書かれた作品は、早春の凛とした空気につつまれた澄み切った青空が見えてくるようです。県知事賞をはじめ優秀作品を一挙に見ることができます。また、千葉日報社書道展も開催中。書家の作品や受賞作品も展示。書写の授業等で学んだその先の世界を知ることもできます。さらに、県立美術館選りすぐりの100点の名作も鑑賞できます。浅井忠や東山魁夷などの名画も鑑賞できます。ぜひ、千葉みなとまで足を運んでみませんか。冷え込みが厳しい3連休、心に潤いをあげてみるのも素敵ですよね。

今日の香取中

 2月21日(金)今日の給食に手作りカップチーズケーキが登場、スパゲッティミートソースにかぼちゃとポテトのサラダ、牛乳。そしてもう一つデザートはりんご。とてもおいしくいただきました。

 3年生は卒業式練習が午前中から始まりました。卒業式は3年生にとっての晴れの場。学校にとっても3年間の集大成を見ていただく機会です。すばらしい式に学校をあげてしていきたいです。一方、1,2年生は午後から道徳。どちらも道徳の教科書をつかって、1年生は友達について、2年生は地域社会で生きることについて考えを深めました。職員にとっては相互授業参観をとおして、よりよい道徳の時間を目指す研修の場でもありました。 午後から3年生は奉仕活動。校舎の窓拭きやワックスがけを頑張ってくれました。ありがとうございました!

学び方を学ぶ2

 2月21日(金)今日も気持ちの良い晴天。一方、花粉症の人にとっては憂うつな季節が到来でしょうか。春は一歩一歩近づいています。

 さて、今年度も締めくくりの時期。授業時間もあとわずかになってきました。授業の基本は教科書。教科書をきちんと読める人になってもらいたいと本校では取組を始めています。「教科書を読む?そんなの当たり前!」と思う人がいるかもしれませんが、実は読んでいるようで、意味を正しくつかんで読んでいるかと問われるとどうでしょうか。教科によっては難しい用語が出てきたり、簡単な日本語のはずなのに、特有の言い回しで分かりづらいと思っている人もいるかもしれません。授業の学びのもとは教科書からですので、香取中では教科書をきちんと読んで理解し、活用できる生徒を育てたいと考えています。

 そこで、今日の1年生の朝学習の時間は学び方の学び実践編。教科書を使った取組を行いました。今回は理科。昨日の授業で1年生は地震のP波、S波を使った計算問題にチャレンジしました。その復習を兼ねて地震に関する教科書を扱いました。

1 誰が速く指示された教科書のページを開くことができるかレース

2 モニターで提示された文章を誰が速くそのページから見つけ出せるかレース

 ゲーム感覚に心も身体もなったところで、以下の活動を行いました。

3 地震について説明された教科書の一部を、黙読

4 その後、その文章の意味をクラスで確認

5 クラスで音読。

6 横15マス縦10マスに書き写す活動 

 ①90秒で何文字書き写せるか目標を立てる

 ②各自で90秒間でどこまで書き写せるかチャレンジ

 ③自分自身で書いた文字数を記録

 ④そのプリントを隣の人と交換し、赤ペンで書き間違いをしていないかチェック

 書き写しの中で一番間違いが多かったのは、「距離」の『距』。右のつくりの部分を「臣」と書く人が多かったです。人は一度に見て記憶できる文字(意味の無いばらばらなもの)は7文字程度だそうです。1文字1文字書き写していると大変ですね。授業で学んだことが頭に入っていると、見た瞬間にある程度の文字や単語を書き写せます。今回は「初期微動継続時間」8文字ですが、P波が到着してからS波までの時間である「初期微動継続時間」が頭に入っていると、一気に書き写せたはずです。教科書を書き写す作業ではなく、意味ある活動(前時の復習と確認)となればと願ってこの活動を行ってみました。ちなみに、次回は来週2年生でこの活動を実施予定です。

 興味をもったみなさんは、家庭学習でも教科書を使って今日学んだことで一番大事と思う箇所を、音読し、意味をつかんだところで、書き写す活動をしてみると、頭が活性化され、内容が頭に入ってくるはずです。同じ漢字をやみくもに何回もノートに書く作業より、意味ある活動になるのではないでしょうか。そんな学び方を学んでくれたらと思います。

学び方を学ぶ

 2月20日(木)みなさんいかがですか。公立高校の受検を終え、3年生が戻ってきました。3年生は今日から特別日課がスタート。1,2年生が3年生を送る会の準備をしている中、自己採点をしたり、卒業式の流れを動画を見ながら確認したりしました。昼休みは久しぶりに3年生がグラウンドでサッカーやバレーに興じる姿が見られました。

 さて、香取中学校では豊かな学びを模索しています。学び方も大切と考え、先生方に教えてもらうという受け身の姿勢から自分たちで自律して学んでいく学び方も取り入れています。すでに1年生では英語の授業でグループごとに一つの単元に対して学習計画を立て、教科書本文の内容把握や音読練習をしたり、文法事項を調べて教え合ったりしています。今回は2サイクル目。プログラム9に引き続き、英語で絵本を読もうという題材のプログラム10でもグループ学習を進めています。

 今回は2サイクル目と言うことで、自由進度で自ら学んでいく上で鍵となる学び方を16項目プリントで配付し、そのうち3つ今回紹介しました。それは、①「くらべる」②「同じように考える」③「きまりは?まとめる」。

 ①のくらべるでは、「対(つい)」をキーワードに一般動詞とbe動詞を比べたり、Whで始まる疑問詞、WhatとWhichを見比べることで、その使い方や特徴を考えることができること。②の「同じように考える」では、一般動詞の疑問文を現在形と過去形を並べて、その応答の仕方を同じように考えることができること、③の「きまりは?まとめる」では、3人称単数現在の(e)sや規則動詞の過去形(e)dの付け方のルールをまとめて整理をすると覚えやすいことなど。1年生のみなさんにとって学び方を学ぶ機会になればと思います。

 そして今回は2年生の英語でも教科書本文の内容理解をグループごとに調べたり、音読練習したり、クラス全体でシェアしたりと、新たな取組にチャレンジ中です。グループで学んだことをクラス全体にシェアすることで、より深い学びとなるきっかけづくりをしました。

公立高校入試2日目

 2月19日(水)。今朝も厳しい寒さとなりました。昨年の入試2日目は小雨交じりの天気でしたが、今年は晴天です。その空の青さに吸い込まれそうになるくらいです。本日も受検生のみなさんの健闘を祈っています。

 さて、昨日の国語の入試問題では例年どおり大問二は漢字の読み、大問三は漢字の書きがそれぞれ4問ずつ出題されました。その8個の漢字を使って3年生へメッセージを今年度も書きました。いかがでしょうか。

 受検生のみなさん、昨日は静寂に包まれた試験会場で、突然、試験監督から1時間遅れのスタートを知らされ驚いたのではないでしょうか。帰りの交通機関をどうしようかとコマってしまった人はいませんでしたか。帰宅したときにはすでに西の空が黄色がかった淡いピンク色に染まっていたのではないでしょうか。昔の人はその様を「鴇色」と呼んでいたようです。古来より先人は色彩にさまざま名前をサズけ、想像力豊かに暮らしていたのかもしれません。

 さて、受検生のみなさん、進路実現のためにショシ貫徹でこれまで取り組んできたことでしょう。卒業の時が迫っています。この時を「船出」という言葉で表すこともあります。文字通り、港から定期コウロ便で海外に渡った人も昔は多かったことでしょう。その一人は昨年亡くなった世界的指揮者の小澤征爾さん。24歳で単身フランスに渡りました。西欧の中で格闘し、日本に音楽文化のすばらしさを伝えてくれました。あるいは海ではなく陸路で大陸を行き来した人たちもいます。その道はの道と言われるシルクロード。日本はその終着点であり、文化や芸術などさまざまな分野で影響を受けたことを知ることができます。シルクロードを渡った当時の若者たちはどんな志や夢を抱いていたのでしょうか。現代はコウロや陸路よりも速く、飛行機で世界と行き来できます。ですが、昔同様に通行手形であるパスポートは必要です。自分とは何者であるのか身分を示し、保障するもの。その取得には戸籍謄本も必要です。自分探しの旅でもある人生をより良くしていくためにも、今を大事にしていきたいですね。