お知らせ
 
お知らせ
今年度香取中学校は、香取市教育委員会から『香取市学力向上推進校』の指定を受けました。生徒個々が学びの成果を実感できる学校づくりを進めて参ります。
 
 【学びのすすめ
千葉県教育委員会のサイトでは、各学年の学習を支えるプリントや動画を配信しています。家庭での学習にもご活用ください。
 
【最終下校時間】
18時00分
 
【学校支援ボランティアの募集】
 本校は地域の皆様に支えられて昨年度開校20周年を迎えました。より良い学習環境で次世代を担う子ども達が気持ちよく学習ができるよう『学校支援ボランティア』を引き続き募集します。
 募集する内容は、校庭の環境美化です。全校生徒47名と限られたスタッフで、グラウンドの美化を維持することが難しくなってきています。
 そこでグラウンドの走路等をボランティアで除草していただける方がいましたら、香取中学校 教頭(TEL 0478 50 5000)までご連絡ください。
 
感染症等健康管理
〇生徒の皆さんはKARADAメンテナンスカード(ライフログ)を活用して健康管理に気をつけ、体調が悪い場合は登校を控えるようにしてください。
 
 【虐待対応について】
〇児童虐待の問題については、法にのっとり適切な対応をいたします。
〇保護者に対しても、説明を差し控えさせていただく場合があります。 
日誌

香取中日誌

1,2年生の授業から

 6月25日(水)大雨が心配されましたが、学校周辺は曇り空。他県などでは豪雨で被害も出ているところもあるようです。天候の回復を祈るばかりです。天候がいい塩梅(あんばい)になってくれることは難しいのでしょうか。異常気象から私たちは環境について考えたり、防災について理解を深めたりと関心のタネをみつけることができるかもしれません。

 さて、今日の香取中は1,2年生の授業を紹介します。3,4時間目は1,2年生の合同体育。今日から3回にわたり水泳の授業です。水の郷小さんのご厚意により、今年度もプールをお借りしての水泳教室。多くの生徒が水の郷小卒業生ですからなつかしく感じたことでしょう。蒸し暑い中、プールは快適だったことでしょう。Summer has come!と一足はやい夏を満喫?

 午後からは1年生は技術。かんなの使い方を動画で確認した後、実際に本たての材料にかんなをかけました。かんなをかける経験は技術の授業でなければなかなかないこと。先生の話をよく聞き真剣に取り組みました。一方、2年生はお隣の家庭科室でポケットづくり。まずは練習用布を使ってまつり縫いなどの縫い方を学びました。

落花生の種まき

 6月24日(火)みなさんお元気ですか。今日は梅雨空が戻ってきました。明日25日から26日かけて天候が崩れるようです。通学・通勤等されるみなさん、お気をつけください。生徒のみなさんは登校時に雷の音が聞こえたら身の安全が第一ですので、雷がおさまるまで自宅で待機するようにしてください。

 さて、今日のお昼休みは放送で落花生のたねまきボランティアを募集しました。2名の2年生が協力いただきました。ありがとうございました。以前落花生の殻むきをしてもらったみなさんのおかげでたくさんの落花生の種を苗育成用ポットに植えることができました。水やりをこまめにしながらその様子をホームページでも紹介します。お楽しみにしてください。落花生が収穫できたら、10月23日の香取学習成果発表会・合唱発表会・音楽鑑賞会で来校された保護者、地域の皆さまにおわけする予定です。

 ちなみに落花生の花言葉を調べてみると「仲良し」でした。理由はわかりますか? 落花生のサヤを開くと2つ3つと種が並んでいるからだそうです。知的好奇心がムクムク沸き起こり、ピーナッツの語源を調べてみました。peaはエンドウ豆、nutは木の実 ピーナッツは木になるものではなくマメ科の1年草。実は地中にできます。一方、日本語は落花生。花が落ちて生まれる、まさにその生育のさまを表した名前。こんな名前をもつ植物は他にもあるのでしょうか。気になりました。知的好奇心の種がまた生まれました!

全校帰りの会

 6月23日(月)、今日は全校集まっての帰りの会。生徒主体で会が進行し、今回は全校合唱で歌う曲目選び。比較的易しめと難しめの2つのカテゴリーからそれぞれ1曲ずつ選んでいきます。それぞれのカテゴリーには4曲がすでに選ばれており、実際にそれぞれの合唱曲の1番のみを聞き、感想・コメント・順位を記入しました。10月の郡市音楽発表会や合唱発表会で披露する予定です。お楽しみに。

<候補曲>

①明日へ ②未来へ ③地球星歌 ④いのちの歌 ⑤君とみた海 ⑥道 ⑦名づけられた葉 ⑧友ー旅立ちの時

 

全校理科『環境学習』

 6月23日(月)新しい週の始まり。6月もあと1週間あまりになりました。みなさんお元気ですか。

 香取中では今年度、確かな学力を身に付け、学びの成果を実感できる学校づくりを進めています。その取組の一環として今日の3,4時間目に全校理科を実施しました。お客様に国土交通省関東地方整備局利根川下流河川事務所流域治水課、河川財団、野鳥・魚類環境保全のエキスパートのみなさまをお迎えして利根川流域の環境について学びました。生徒のみなさんは今日の全校理科の復習になりますので、このホームページで今日の学びの振り返りをしてみてください。(ちょっと長文です)

 はじめに利根川下流河川事務所の技官の方から「利根川流域部における自然再生について」お話いただきました。私たちが住む香取市の利根川下流には国内最大級のヨシ原が広がっていること、その大きさはなんと体育館約2600個分。野鳥生息地として全国的にも有名であり、全国でも香取市と青森県しか生息しないオオセッカがいたりコジュリンが棲みかにしていること。さまざまな生き物や植物が暮らしやすい環境を作るため、高水敷の掘削(乾燥化したヨシ原を掘削することで湿地帯を再生したり多様な深さの池(ワンド)を作ったりすること自然再生を行っていることなど説明を受けました。

 続いて利根川の河川敷について河川財団の方からの説明。香取市には広大なヨシ原があり、そのヨシとはイネ科の多年草で成長すると3m以上の大きさにもなること、利根川のヨシ原は二段構造になっており、カサスゲという植物が混ざっていることが特徴だそうです。このカサスゲで作った帽子は涼しく快適そうです。そしてこのヨシ原を維持するには草刈りやゴミ拾い、ヨシ焼きなどが欠かせないことを知りました。このヨシ焼きをするメリットとしてオオセッカやコジュリンの生息環境を改善できること、ヨシ原やかや場環境の改善に保全につながることを知りました。

 3つめの講座は利根川下流の「さかな」と人との関わりについて学びました。約1000年前の大昔、利根川流域は海でした。海水と淡水が行き来し、魚類の宝庫となっており、香取の海と呼ばれていました。すでにこの当時からこの地域は「香取」と呼ばれていたそうです。生徒のみなさんには以前、香取神宮の後ろには海が広がり、その安全な航海を祈り、この地を「舵取り(かじとり)」から転じて「香取(かとり)」と呼ばれるようになったことをお話ししているところです。そして本校が建つ津宮は「津」がつくところからもわかるように漁師町であり、そのことが14世紀の書物「海夫注文」にも紹介され、香取神宮は77カ所の津(漁師町)を従えていたようです。それだけこの地は魚が豊富であり、江戸時代の医師赤松宗旦が書き記した「利根川國志」にはサケが捕れていたことが絵入りで示されています。そんな利根川下流の漁業も利根川河口堰の建設や外来生物の侵入によりその漁獲量も激変。環境変化により魚類の生態も変化してきたことを知りました。利根川河口堰の魚道の改良や水辺の生き物が住みやすいワンド(川と接続した池状の地形)を造成することで魚類の生息環境が改善されていることを学びました。

 最後の講座は野鳥の生息地としての利根川について。水郷利根川は野鳥の宝庫!それは穏やかな広い水面があること、広いヨシ原があること、安全に隠れることができるワンドなどがあること、そしてエサとなる魚などが多いことが理由。広大なヨシ原にはオオセッカ、コジュリンだけではなく、チュウヒやサンカノゴイ、シマクイナが暮らしてること、また利根川に定着した新しい住人としてコウノトリも住んでいることを知りました。

 これらの講座を聴いた後、7月7日午後からは香取市小見川地区のヨシ原へフィールドワークに全校で出かけます。そのため野鳥観察で使用する単眼鏡をみんなで実際に組み立て使ってみました。中庭をはさんだ3年教室等の廊下に、さまざまな野鳥の写真を掲示。グループ毎に単眼鏡のピントを合わせ野鳥を探しました。生徒のみなさん、しっかりその姿を捉えることはできたでしょうか。7月7日は暑さが心配されます。本校の校歌1番の歌詞にも登場する「利根流域」そのヨシ原での自然観察、楽しみですね!

校庭の植栽

 6月22日(日)夏至の日、みなさんお元気ですか。北半球では1年のうちで最もお昼の時間が長い日。1年の折り返し地点ですね。英語ではこの時期をmidsummerと呼びます。この時期に繰り広げられる劇を作ったのがイギリスの劇作家シェイクスピア。タイトルは「A Midsummer Night's Dream (夏の夜の夢)」この劇に音楽を付けたのがメンデルスゾーン。その曲たちの中でもっとも有名なのは「結婚行進曲」。きっと一度は聞いたことがある曲だと思います。一方、学区の神宮では夏越の大祓(なごしのおおはらえ)が今月末に行われます。1年の折り返し地点で改めて無病息災を願う行事。梅雨時期なのに真夏の暑さが続く毎日。みなさん、体調を崩さないようにしてくださいね。

 さて、本校では全校生徒数が減少し、校庭の環境整備がなかなか進まないところです。草木の成長著しいこの時期、きれいな教育環境を保つのは難しいのですが、校庭の樹木や植栽した花々を見ていると元気が湧いてきます。線路側のフェンス沿いには昨年度3年生だった生徒の皆さんが植えた菊が元気に背を伸ばしています。また、ボランティアで生徒さんが植えてくれたヒャクニチソウも早々に花をつけています。これから秋に向けて、ヒャクニチソウと菊の花が本校を訪れる方々の目を楽しませてくれると思います。「花が咲けば実がなる、そしてタネができる。」グラウンド脇の梅の木はたくさんの実が熟し、目を下に向ければ、地面に熟しきった実をみつけることができます。ピロティー前の庭のヤマボウシもたくさんの実をつけています。駐車場側の緑のフェンス沿いにはグラジオラスが葉を伸ばし、花が咲きだしています。植栽して3年目の夏。今年も色とりどりの花を見ることができます。また、各学年の昇降口にはプランターにニチニチソウとジニアを植えました。夏に強い花です。生徒のみなさんはもちろん、来校される保護者の方や地域の方にも楽しんでくれたらと思います。

 本校ではいつでも学校支援ボランティアを募集しております。校庭の環境整備にご協力いただき、花いっぱい活動に参加してみたい方はぜひ、本校へご連絡ください。「花が咲けば実がなり、タネができる。」みんなでつくったタネを大切にいろいろな花を香取中で咲かせられたらと思います!