職員あいさつ

「わくわく佐原学(仮称)」始動!

 利根川や小野川の水運を利用して「江戸優り(えどまさり)」といわれるほど栄えていた佐原。人々は、江戸の文化を取り入れ、さらに、それを独自の文化として発展させてきました。その面影を残す町並みが小野川沿岸や香取街道に今でも残っています。また、恵まれた自然や歴史、伊能忠敬をはじめ優れた業績を残した先覚者もいます。

このような佐原の歴史、自然、文化、ゆかりの人物について学び、将来に生かすことを、『わくわく佐原学(仮称)』として系統立てていきたいと考えました。「ふるさと」を想い、「ふるさと佐原」を愛する子どもたちを育てていきたいと強く思います。

今、本校で学んでいる子どもたちが5年経ち、10年経ち、そして、父となり、母となったとき、一緒にがんばった友達を、母校を、ふるさと佐原を思い出してほしいと願い、総合的な学習の時間を中心に、『佐原学』を体系的に学び、教育の種まきをしていきたいと考えます。一人でも多くの子どもたちが地域での充実した生活を営んでいくきっかけになればと思います。

まだまだ模索の段階ですが、新しいものを創るということではありません。現在、学んでいることを、『佐原学』という視点から見直し、それを一つの軸として学際的に取り上げていけるように、プロジェクトチームを立ち上げ、研修を深めていきたいと思います。ご意見をお寄せいただけると幸いです。よろしくお願いします。

 

校長 小川 泰求