29日 休み時間
秋らしいお天気が続いています。
運動会後、サッカーゴールが設置されたこともあって、
校庭ではいろいろな学年がサッカーをして遊んでいます。
先ほど、休み時間終了のチャイムが鳴ってから、
昇降口とは反対側に向かって走っていく子の姿が見えました。
サッカーボールが落ちているのを見つけたようです。
2つのボールを両脇に抱えて、昇降口に向かってくるのは2年生の聖大さんです。
褒めようと昇降口に向かったら、
2年担任宮手先生もちょうど気づいて出てきたところでした。
「落ちてた。」と、運んできた彼。
「えらかったね、拾ってくれたんだね、ありがとう。」
「落ちてたから。」と、当たり前だという表情の彼。
気がついたことがまず大切。
そこまでで終わらずに、自分で蹴ったわけでもないのに拾いに行ったことは、
さらに素晴らしい。
誰に言われたわけでもなく、先生が見ているからということでもなく、
「当たり前」と思って面倒がらずに行動を起こせたことが素晴らしい。
気づいても、自分ではないから、と思ってしまいがちでは?
蹴ってしまった子、一緒に遊んでいた子、そのままにして教室に戻った子もいたはず。
誰が片付けてくれたんだろうと気づくかな。
「当たり前」を褒めて見送っていたら、
「ゴミが落ちていますよ。気づいたらどうするのがいいのかな。」
今度は、廊下で1年生に声をかけている1年担任酒井先生の声。
なるほど。
こうして子どもたちに普段から考えさせる場をあたえているから、
やがて「当たり前」にできる子が育つのですね。