お知らせ

拾ってくれてありがとう

投稿日時: 2022/09/29 香取小学校管理者

29日 休み時間

秋らしいお天気が続いています。

運動会後、サッカーゴールが設置されたこともあって、

校庭ではいろいろな学年がサッカーをして遊んでいます。

先ほど、休み時間終了のチャイムが鳴ってから、

昇降口とは反対側に向かって走っていく子の姿が見えました。

サッカーボールが落ちているのを見つけたようです。

2つのボールを両脇に抱えて、昇降口に向かってくるのは2年生の聖大さんです。

褒めようと昇降口に向かったら、

2年担任宮手先生もちょうど気づいて出てきたところでした。

「落ちてた。」と、運んできた彼。

「えらかったね、拾ってくれたんだね、ありがとう。」

「落ちてたから。」と、当たり前だという表情の彼。

気がついたことがまず大切。

そこまでで終わらずに、自分で蹴ったわけでもないのに拾いに行ったことは、

さらに素晴らしい。

誰に言われたわけでもなく、先生が見ているからということでもなく、

「当たり前」と思って面倒がらずに行動を起こせたことが素晴らしい。

気づいても、自分ではないから、と思ってしまいがちでは?

蹴ってしまった子、一緒に遊んでいた子、そのままにして教室に戻った子もいたはず。

誰が片付けてくれたんだろうと気づくかな。

「当たり前」を褒めて見送っていたら、

「ゴミが落ちていますよ。気づいたらどうするのがいいのかな。」

今度は、廊下で1年生に声をかけている1年担任酒井先生の声。

なるほど。

こうして子どもたちに普段から考えさせる場をあたえているから、

やがて「当たり前」にできる子が育つのですね。