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前期終業式
10月10日(金)前期終業式が行われました。各学年の代表生徒から、前期の振り返りと後期に向けての抱負が発表されました。皆さん、自分の思いをしっかりと伝えることができました。
【校歌斉唱】
【生徒代表の言葉】
各学年代表生徒の皆さん
1学年代表 齋藤さん(1年)
私がこの前期に頑張ったことは三つあります。一つ目は歌声です。前期では朝や音楽の時間、放課後に練習することでだんだん声を出して歌えるようになりました。その結果コーラスフェステバルでは仲間と心を合わせて楽しく歌うことができました。また、来週の文化祭で行う合唱コンクールも、今までの練習の成果を出せるように最後まで本気で取り組もうと思います。
二つ目は、定期テストです。授業や教科書の内容を理解してるつもりでも、ワークやドリルなどの問題を解くと間違えていることがよくありました。そこで、ただ読むだけではなく、問題を何度も解いて、できるまで繰り返すようにしました。そうすると少しずつ理解が深まり、テストでも落ち着いて解けるようになりました。この経験から、勉強は「わかった」で終わらせず、「できる」まで復習することが大切だと学びました。
三つ目は、英語のスピーチコンテストです。私は「オズの魔法使い」の一場面を英語で発表しました。気持ちを込めて表現するのはとても難しく、発音や声の大きさ、身振り、手振りなど、思うようにできないこともありましたが、一緒に参加した友達や先輩方と練習したり、先生にアドバイスをもらったりしながら、少しずつ自信を付けていきました。本番ではとても緊張しましたが、発表を終えたときには大きな達成感とやりとげた喜びを感じました。
この三つの経験を通して、諦めずに努力を続けることの大切さを学びました。後期もこの気持ちを忘れずに、いろいろなことに挑戦していきたいと思います。
2学年代表 齋藤さん(2年)
私は前期を振り返って見ると、4月の頃に比べて大きく成長できたと思います。勉強や部活動、友達との関わりの中で上手くいったこともあれば、思うようにいかなかったこともありました。けれど、それらの一つ一つが自分にとって良い経験になりました。
学習面ではテスト勉強を頑張ったことが印象に残っています。1年生の頃は直前に慌てて勉強していましたが、前期は早めに計画を立てて、苦手な教科を中心に取り組むようにしました。そのおかげで少しずつ成果が出てきたと感じています。後期もこのやり方を続けて、もっと成長できるように努力したいです。
部活動では技術の向上だけでなく、挨拶や礼儀の大切さを学びました。特に相手の目を見て挨拶をすることや、感謝の気持ちを伝えることを意識して練習に取り組んできました。技術面での成長はもちろんですが、それ以上に、人として大切な姿勢を学ぶことができたと思います。これからも部活動を通して、自分の人間性を高めていきたいです。
改善したいことは、生活面での睡眠時間です。平日休日関係なく、夜遅くまで起きている日が続いてしまい、授業中眠くなるときがありました。集中力を保つために最低でも8時間は寝る心掛け心掛けたいです。全体としても感染症が流行る季節に入ってきているので、睡眠、食事、運動のバランスをとって病気に負けない身体を作っていきたいです。
最後に2年生の後期は高校調べが始まり、進路を考えていく時期に入ってきます。それに向けて気持ちを切り替え、毎日勉強する習慣を身に付けていき、充実した学校生活を送っていきたいです。
3学年代表 塚本さん(3年)
私たち3年生にとって、中学生校活最後の年が始まりました。前期を振り返るとたくさんの経験を通し、成長できたように思います。新入生が入学してきた4月、最高学年として何ができるのか、また、自分が受験生であるという自覚をなかなかもつことができず不安を感じることが多くありました。
楽しみにしていた就学旅行では、自分たちだけで公共交通機関について調べ、タイムスケジュールを計画することが大変でした。友だちと話し合って決めた班別行動はとても良い経験になりました。先日行われた体育際では、それぞれ応援団を中心に、クラスをはじめとした全学年が一丸となり、勝利を目指して頑張りました。体育際当日だけではなく、勝利に向けてアイデアを出し合いながら、作戦を練っている時間も楽しく、中学校生活での良い思い出となり、絆が更に深まったと思います。
部活動では、休まずに参加することを目標に行ってきました。大会が近づくにつれ、みんなが本気で取り組んでいるからこそ出る思いの違いから悩むこともありましたが、自分なりに向き合い、課題達成に向けて努力しました。
学習面では、受験生としての意識が持てず、勉強を継続して行うことができていなかったように思います。夏休みに入り、少しずつ勉強への時間を増やしてきました。後期はいよいよ受験が控えています。先を見据えて今できることを精一杯行っていくという意識をもち、自分の進路希望を叶えるために目標に向かって、今以上に努力していきたいと思います。
中学校生活も残りわずかとなってしまいました。1日1日を大切に過ごしていき、この最高の53人で笑顔の卒業式を迎えたいです。
【校長先生の話から】
先日の生徒会本部役員選挙で多くの立候補者が、挨拶で学校を良くしたいと言っていました。玄関に「挨拶は自分から」と貼ってありますが、4月から挨拶を進んでできる人が増えています。朝や帰りなど、私よりも先に挨拶をしてくれると、とてもうれしいです。廊下ですれ違ったときも、「こんにちは」と挨拶できる人も増えています。お客さんには「こんにちは、ありがとうございます。」「お疲れ様です」などの、二言挨拶ができると更に良いと思います。
今日は、大人と子供の違いについて考えてほしいと思います。明治時代から約140年間、日本での成年年齢は20歳と民法で定められていました。この民法が改正され、2022年4月1日から、成年年齢が18歳に変わりました。(ただし、飲酒と喫煙は20歳です。)若くなったのは、社会で責任をもって行動できるようにする(自己決定権の尊重、積極的な社会参加)ためです。
奈良時代から江戸時代は、成人になることを元服と言い、12歳~16歳で成人になりました。※徳川家康は14歳で元服。元服するとき、あることを教わります。(切腹)それほど、大人になるということは、責任をもつということだったのです。
今日の話は心の持ち方について大人と子供の違いは何かということです。それは、自分の心に線を引けるかということです。(指で線を引く)善悪を判断し、ストップできるかということです。
例えば、
〇交通ルール ・誰もみていないところでノーヘル、並進をしない。
〇学校生活 ・無駄話をしない。(奇声を出さない)
〇いじめ ・本人が嫌がることを言わない ・悪口を言わない。
残念ながら、大人でも線を引けない人がいます。
例:殺人、強盗、詐欺、ゴミを捨てる人・・・
是非、自分の心に線が引ける人になってください。