児童の様子

心肺蘇生法講習会(5・6年)

 10月25日(金)

 今日は、5年生と6年生が心肺蘇生法講習会に参加しました。それぞれ60分ずつの講習会でしたが、その充実した内容に、時間はあっという間に過ぎました。講師は、毎年本校に指導に来てくださっている、日本赤十字社千葉県支部救急法指導員の加瀨秀樹先生です。

 5年生は、なぜ、心肺蘇生法を学ぶのかについてのお話の後、胸骨圧迫の方法を、実践を通して学びました。先生は、救急車が来るまでの間に心肺蘇生を施してもらえた人と、そうでない人の生存確率や、普通の生活に戻れる可能性の差について具体的なデータに基づいて示してくだいました。児童は、自分にも人の命を救うことができることに気づき、先生の話を聞くまなざしも一層真剣味を増しました。また、いざという時に役立てられるよう積極的に心臓マッサージの練習に臨んでいました。6年生は、昨年度の講習会の経験を土台にして、一歩進んだ練習になりました。ポイントは、複数の人数で協力して行うということです。胸骨圧迫をしながら、助けを呼び、救急車要請やAEDを持ってくるなどの指示を出す人、AEDを持ってきて、装着・実行する人が協力して救命措置の練習を行いました。その間も胸骨圧迫は交代しながら決して止めません。全員が真剣に練習に取り組んでいました。児童は、ただ与えられた役割を果たすだけではなく、一秒も無駄にせずに、目の前の命を助けるにはどのように行動したらよいのかをしっかり考えているようでした。加瀨先生から教えていただいた次の3つのことを決して忘れずにいてほしいと思います。

「すぐにやる」→誰かを待っている時間はない。

「誰でもやる」→人任せにしてはいけない。自分がやる。

「みんなでやる」→協力することで大きな力となる。