児童の様子

5年生 校外学習 栽培漁業センター&大野潮騒はまなす公園 12月9日(木)

 寒風吹きすさぶ中、5年生は茨城県鹿嶋市に校外学習に行ってきました。

 鹿嶋市にある栽培漁業センターでは、魚4種類と貝2種類を卵から孵化させ、ある程度の大きさになったら海に放す取り組みを続けています。今日は、ヒラメとアワビについて詳しく説明を受け、タッチプールでのふれあいやえさやり、水槽での生育状態の観察を行いました。

 海沿いということもあり風が冷たく、外での活動はどうかと心配していたのですが、子供たちは全く平気で、タッチプールでの触れ合いに夢中でした。腕まくりをして冷たい水に手を入れて、ヒラメをすくったり、ナマコやヒトデに触ったりと、初めての体験に大興奮でした。アワビの稚貝を観察したのですが、その価値についてはあまりピンと来ていない様子でした。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後、潮騒はまなす公園に移動して、まず昼食をとりました。プラネタリウムまで少し時間があったので、楽しみにしていたジャンボすべり台に挑戦です。鹿島灘にすべりおりる感覚の全長154mのすべり台です。すべり終わった後は「おしりが熱いっ」と言っていました。すべったのは2本だけでしたが、みんな満足気です。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 プラネタリウムは、今夜の鹿嶋市の星空を再現していました。コロナ禍ということで20分という短い時間でしたが、星空のロマンを十分感じることができた時間でした。

 タワーにも上りました。海は大荒れで、白波が立っていました。筑波山がかすんで見えましたが、富士山は見えませんでした。この季節は、天気が良ければ富士山や東京スカイツリーも見えるとのことです。短い時間でしたが、十分満喫しました。

 このタワーには「宇宙展望塔」という名称がつけられています。宇宙が見えるのかな、というロマンにかられます。でも、夜空を見上げれば、地上からいくらでも宇宙は見ることはできますからね。プラネタリウムが併設されているからこの名称なのかな、とも思いました。

 ちなみに、茨城県は「日本一のタワー県」という情報がありました。確かに、神栖市の港公園や霞ケ浦、大洗などいくつかはすぐに出てきます。有名な牛久大仏も展望室を備えているのでタワーと言えなくもないでしょう。千葉県には、千葉市のポートタワーと銚子市のポートタワーぐらいしか思い浮かびません。

 また、茨城県は日本の衛星放送発祥の地でもあると、その昔に中学校の修学旅行のバスガイドさんが教えてくれました。私が生まれた年である1963年の11月20日に茨城県多賀郡十王町(現・日立市十王町)に巨大なパラボラアンテナの施設が開設され、3日後の23日に日本初の衛星通信実験が行われる予定だったと聞きました。初の日米間テレビ衛星中継では、ケネディ大統領からのメッセージ映像が届けられる予定だったそうです。ところが・・・、実際に飛び込んできた初の衛星中継映像は、同日に起こった「ケネディ大統領、テキサス州ダラスで暗殺」というショッキングなニュースだったそうです。記念すべき日本初の衛星放送は、悲しい事件になってしまったというものです。

 その後、この施設を介して、メキシコオリンピックやアポロ11号の月面着陸などのニュースを日本中に配信してきたそうです。

 このように、茨城県は宇宙を通して世界中とつなげる大事な役割を果たしていたのですね。余談はこれくらいにしておきましょう。

 

 さて、帰りのバスの中は・・・もちろん、みんな夢の中です。お疲れさまでした。 (文責 海寳)