児童の様子

3年生 校外学習 「わたしたちの市のたんけん」

 3年生は、社会科で「わたしたちの市のたんけん」という学習を行いました。JR鹿島線の車窓から、香取市北部の水田地帯の様子や、利根川、常陸利根川、北浦という豊かな水源について知りました。

 電車に乗るのは初めてという児童も何人もいました。ということは、切符を買った経験もありません。

 今ではSuicaなどのICカードが普及しており、切符を購入することもありません。しかし、切符を買う経験は必要です。

 今回は、切符を買う経験、電車に乗る経験、乗り方や降り方のマナー、乗車中のマナー、改札の通り方など、多くの経験も一緒にできました。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 鹿島線は、佐原駅が始発なので、あわてずに乗り込めました。また、終点の鹿島神宮駅まで行ったので、降りるときも、また帰りに乗る時も安心です。

 香取市北部の様子を見学する学習でしたが、3本の大きな川(一つは浦)を渡る必要があったため、茨城県の鹿嶋市まで足を延ばしました。ついでと言っては何ですが、せっかくきたので鹿島神宮にもお参りしてきました。


 

 

 

 

 

 本殿に参拝してから、鹿園に向かいました。すると入り口のところに大きな岩がまつってありました。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 そうです、「さざれ石」です。国家である「君が代」の歌の中にあります。

 「さ~ざ~れ~ い~し~の~ い~わ~お~と~なぁ~りて~ こ~け~の~ む~う~す~う~ま~ぁぁで~」 ※子供たちは歌いだしていました。

 意味は、「さざれ石が巌(いわお=大きな岩)になって苔が生える(ほど長い長い年月)」です。

 石板の説明には、さざれ石とは小石が寄せ集まり、溶けてくっつき大きな塊(かたまり)となったもの、とありました。そのさざれ石が寄り集まって巌となるのでしょう。さざれ石の裏側には苔まで生えていました。

 そのすぐ横にあるのが鹿園です。角が生えかかっているものや、今まさに伸び始めているもの、そして子供の鹿などたくさんいて、近づいて声をかけると寄ってきました。人懐っこい鹿です。ここで、少し休憩となりました。


 

 

 

 

 

 帰りは、もと来た道をもどり、鹿島神宮駅からまた電車に乗りました。

 車窓からの水田地帯や水源の様子を確認するのが今日の学習の目的でしたので、帰りの電車の窓からも、外の様子をしっかりと確認してきました。

 途中の潮来駅では、あやめ祭りが開催中であることから、けっこう人が乗ってきました。電車から見える太鼓橋に提灯(ちょうちん)がたくさんかかり、子供たちも気にしていたのでした。

 佐原駅を降りると、すでにスクールバスが迎えに来ていました。

 もうおなかもペコペコで、学校に着いてすぐに給食になりました。

 午前中という短い時間でしたが、お天気も良く風もさわやかで、気持ち良い校外学習になりました。 (文責 海寳)