児童の様子

1年生 道徳 「きんのおの ぎんのおの」 5月17日(火)

 1年生の2時間目は道徳の授業です。今日は「うそやごまかし」について学びます。題材は「きんのおの ぎんのおの」です。イソップ物語からですね。

 まじめな木こりの男がある日森で木を切っていたら、手が滑って大事な斧が泉に落ちてしまいました。鉄の斧です。

 男が困っていると、泉の中から神様が出てきて、「お前が落としたのはこの金の斧か?」とききます。男は「いいえ違います」と答えます。「ではこの銀の斧か?」「いいえ違います」「私が落としたのは鉄の斧です」。すると神様は男の正直さにうれしくなり、すべての斧を男に与えます。

 その様子を見ていた欲張りな男は、正直な男の真似をして、鉄の斧をわざと泉に落とします。すると泉から出てきた神様は同じように男にききます。「お前が落としたのはこの金の斧か?」「はいそうです」。すると神様は悲しそうな顔をして「あなたはうそつきだ。斧は1本もあげません」といい。はじめに落とした斧までももどりませんでした。

 授業では、何人かの児童が木こり役と神様役を演じ、実際に言われた時の気持ちを発表していました。実際に演じてみてはじめてわかる気持ちを想像する手法を「ロールプレイング」といいます。1年生は順番にこの役をやりたくて仕方ありません。積極的です。でも、「気持ちは?」と聞かれると、言える子もいますが言えない子もいます。いいんです。繰り返しているうちに言えるようになりますから。どういえばいいのかがわかれば、次は簡単です。この繰り返しが授業なのです。次の道徳も楽しみですね。 (文責 海寳)