児童の様子

6年生 租税教室  5月12日(水)

 4時間目の社会の時間に、6年生が税について学びました。佐原税務署から北島さんと両角(もろずみ)さんの2名の方を外部講師としてお迎えしました。

 今日の学習課題は二つです。①主な税金の種類と仕組みについて ②なぜ税金は必要なのか です。

 まずは、身の回りにはどのような税があるか質問されました。「消費税」がまず最初に出ました、そのあと「所得税」や「自動車税」が出ました。「入湯税」が出た時には、署員の方もびっくりしていました。ふつうはあまり出ないからです。その後「住民税」や「法人税」などが出ました。ほとんどはAさんとKさんが発表していました。いろいろと詳しく知っていてびっくりしました。次に税の流れです。たとえば消費税は、お店で支払うところからどのようにして国に納められるのか、などその流れを知りました。そのあと、なぜ税金は必要なのかについて学びました。税金が何に使われているか知っていますか、という質問に対して「予算を組むのに必要」という意見が出て、これにも驚いていました。署員の方からは、社会科で学習した内容が生きていますね、とお褒めの言葉をいただきました。途中で、「税金のない社会はどうなるか」についてアニメを見ながら説明を受けました。病院や消防署は民間になり、治療費などが高額になったり救急車や消防車も有料になったりするかもしれないことや、学校の教科書も有料になってお金を払わなければならなくなるなど、身近な影響について考えました。

 最後に、銀色のジュラルミンケースから出されたのは1億円の札束のサンプルです。子供たちからは思わず歓声が沸きました。「実際に持って重さを確かめてください」

と言われ、「ずっしりと重い」「何とか持てるね」と言いながら興味津々に代わる代わる持ってみました。お金の重さは、その価値の重さでもあります。将来、正しく納税していけるように、また税金を正しく使う側になっているかもしれません。その価値を実感して、これからも社会の一員としての義務について考えていけるようにしましょう。  

 今日は、実際に税金を扱っている税務署の方から直接お話を伺うことができ、児童の税に対する興味関心もいっそう高まりました。北島さん、両角さん、本日はほんとうにありがとうございました。(文責 海寳)