児童の様子

4年 図工「ぼく・わたしのともだち」(版画) 2月12日(金)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2階の「ギャラリーわらびが丘」に4年生の版画の作品がお目見えしました。

 初めて彫刻刀を握って彫った作品です。

 版画では、彫ったところが白く残り、残した部分は黒くなります。初めに子供たちが難しいと感じたところでした。

 タイトルは「ぼく・わたしのともだち」です。活動している友だちの姿を題材にしました。

 初めてにしては、みんなとても上手です。雰囲気や特徴がよく出ています。でも、「友だちよりも自分の顔に似ているような気がする」という声も聞かれました。そういわれてみれば、作者の名前を見なくても、誰が彫ったのかがなんとなくわかる作品もあります。毎日見ている顔だからでしょうか。不思議です。

 顔については、毎日鏡で見ている自分が一番よくわかっていることでしょう。でも、こんなことを誰かに聞いたことがあります。自分自身のこと(全体として)が、実は一番よくわかっていないという話です。そして、「自分自身は、いつも周りにいる5人の平均と考えればよい」という理論です。逆に考えれば、「人間はいつも周りにいる5人の平均をとったような人になる」 つまり、その人たちから影響され(お互いに影響し合い)ながら、少しずつできあがっていくのが自分なのかもしれません。どうでしょうか? いつも周りにいる5人(家族以外の仲のよい5人)の平均を頭に思い浮かべてみてください。きっとそれが自分なのだと思います。子供たちは毎日一緒にいる仲よしです。ひょっとしたら顔も似てきたのかもしれませんね。「似たもの夫婦」もこれに近いのでしょう。 (文責 海寳)