児童の様子

ギャラリーわらびがおか①  7月14日(火)

 

2週間前から1階廊下に掲示してある紫陽花(あじさい)の写真。

「ギャラリーわらびが丘」というコーナーを作り、現在はあじさいの写真を飾っています。写真は全部で16点。参加型の廊下掲示を実践しています。

 今回は、

「①~⑯の写真のうち、一番好きな写真の番号に名前を書きましょう」

「①~⑯の写真のうち、種類の違う花が一つだけあります。名前と番号を書きましょう」

というふたつの問いに、書いて答える形の掲示物です。(だから参加型と呼んでいます)

 ねらいは、これからの社会のキーワード「多様化(ダイバーシティ)」を感じる(それぞれの好みは違うことを知る)ことがひとつ。

 もうひとつは新学習指導要領のキーワードのひとつ「見方・考え方を深める」の「見方」の部分をきたえるために、好きな花を一つ選ぶ、違う種類の花を一つ選ぶという問いによって、必然的に細部に関心をもって観察することで花の様々な良さに気づくことです。

 子供たちは、仲の良い友達と保健室に来たついでに「私はこれがすき」「え~私はこっちのほうがいい」「だって〜じゃん」「そっかー、わたしは〜」とあれこれ話しながら、写真を行ったり来たりして、迷いながら模造紙に名前を書いていました。

 きれいなものを見て、良さを感じる目を身に付けてほしいと思います。

 ちなみに、写真のあじさいはすべて多古町の日本寺(にちほんじ)で撮ってきたものです。(文責 海寳)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  じつは、ある1枚だけが人気がなく、ずっと空欄のままだったので、後日、写真を別のものにそっと替えてみました。気づく子がいるかな、という少しの興味もあったからです。

 すると、替えてからすぐに「〇番の写真、かわりましたよね。前はこんな感じじゃなかった」と言ってきた児童がいました。

 「よくわかったねぇ!」

 「すぐわかったよ、だってこんなにアップじゃなかったもん」

 児童の観察力はたいしたものでした。ちょっとうれしい気持ちになりました。