児童の様子

一筆入魂! ~書初め大会~ 1月11日(火)

 金曜日に実施する予定だった書初め大会を各学年ごとに実施しました。

 どの教室もシーンとして、集中して書いているのが伝わってきます。上手か上手ではないかではなく、どれだけ心を込めて書けるかです。一画一画を丁寧に、ときには慎重に、ときには大胆に、そのせめぎ合いの中で思い切って書けるかです。

 どの子も、自分の書いた字に満足がいかなくて苦しんでいます。いい経験です。清書には満足のいく字が書けたのでしょうか。楽しみです。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1・2年生は、フエルトペンによる硬筆です。毛筆は3年生からになります。ただ、毛筆のねらいは、硬筆で形を整えて書けるようになるためのものです。適切な筆圧で書けるように、そして一文字一文字の字形のバランス、全体の字のバランスを整えて書けるようにすることです。

 冬休み前に各学年ごとに練習会を開き、冬休みに各自お家で練習してきました。そうとう練習したな、と思わせるほど腕前を上げた子もいます。大切なのは「もっと上手に書きたい」という思いを強くさせることです。

 文字は、自分が上手だと思う字をまねることから始まります。「あんなふうに字が書けるようになりたいな」と思うことです。そして、どう書いたらあんな字になるかな、と工夫することです。その繰り返しの中で自分の字が確立されていきます。

 現代は、ワープロ(ワードプロセッサ)が普及・進化して便利な時代になりました。デジタル社会の恩恵です。しかし、そのような世の中になって、逆に自筆や毛筆の価値が見直されてきています。書道パフォーマンスもその一つかもしれません。テレビに映る番組タイトルも毛筆でかかれたものが結構見られます。

 年の初めに手書きの良さを感じてくれれば幸いです。 (文責 海寳)