児童の様子

避難訓練(火災想定)&消火訓練 11月26日(木)

 3時間目の時間を使って火災想定の避難訓練を行いました。今回は佐原消防署から3名の消防士の方が来てくださいました。避難の様子を見ていただき、そのあとで初期消火の方法を体験しました。

 火災での避難の時のポイントは「ガスを吸わない」ことです。今日の避難では、ハンカチでしっかりと口を押さえている様子があまり見られなかったとの指摘をいただきました。コロナ禍でマスクはしていますが、ハンカチやタオルでしっかりと口を押えないとガスを吸ってしまうということです。ガスを吸ってしまうと、一呼吸でフラフラになってしまうそうです。火災での死亡原因では、一酸化炭素中毒が最も多いので、しっかりと押さえましょうというお話をしてくださいました。

 また、お家の人に三つのことをぜひ伝えてくださいということで、①野焼きやたき火などむやみに火をつけない、②台所などで火を使う時は、決して火のそばから離れない、③タバコを吸う人がいれば絶対に寝タバコはしない、です。

 今回は、階段の防煙シャッターを閉めて、横の避難扉から出る体験もしました。休日に大規模商業施設で火災にあった時、シャッターが閉まってもあせらずに、横の扉から出られることを知っておく必要があります。もし自分の家が火事になった時には、どう逃げたらよいかも一度お家の人と話しておくとよいかもしれません。命は一度失ったら二度と戻っては来ません。まずは命を守ることを最優先に考えてほしいとのことでした。


 

 

 

 

 

 続いて消火訓練を行いました。まず消火器の扱い方について説明を受けました。

 通常の各家庭にある消火器の中身は粉です。この粉消火器は、

  ①服や紙、木などの普通火災 

  ②電子レンジやアイロンなどの電化製品による電気火災 

  ③てんぷら油などによる油火災 の3つに対応しています。

 とくに油火災の時は、油に直接かけてはいけないことを知りました。また、初期消火の基本として、①まず逃げ道を確保する ②屋外の場合、風が背中に当たる場所、つまり風上に立って撒(ま)く ということを教わりました。

 また、消火するときは、手前からほうきで掃(は)くように撒きながら近づくとよいことも知りました。体験は6年生と4名の先生が行いました。5年生以下は、周囲を取り囲むように、その様子を見学しました。


 

 

 

 

 

 全体が終わって教室に戻る途中、1年生と3年生は消防車(ポンプ車)を見学しました。1年生はこくごで「はたらくじどうしゃ」を学習しました。その復習をかねて説明を受けながら見学しました。3年生は社会科の校外学習で、これから消防署へ行くことになっています。予習を兼ねて見学しました。ポンプ車にはいろいろな装備があり、みんな目を輝かせて説明を聞いていました。将来、消防士を目指す子が出るかもしれませんね。 (文責 海寳)