児童の様子

深い学びへの誘い 6年 国語科「きつねの窓」 12月20日(月)

 6年生は小学校での学習の終盤を迎える段階になりました。現在は物語文として有名な「きつねの窓」の学習をしています。この単元では、校長先生が授業をしてくださり、「物語の謎を解明しよう」という学習のめあてで子どもたちは学習をしています。


 

 

 

 

 

 今日の授業では、25ある謎を解明するためにグループで協力し、「脳に汗をかく」勢いで思考、共有、発表をしていました。「なぜ(ぼく)は、大切な銃を渡してしまったのか?」「一人ぼっちではなく、一人ぽっちなのか?」「おみやげのなめこには何か意味があるのか?」など一つ一つの質問に対し、文や言葉、そして時にはたった1つの読点を根拠に「協働し」「深く」考え意見交換しました。国語科のキーワードである「言葉による見方・考え方」を働かせることで、「言葉の意味」「言葉の働き」「言葉の使い方」に着目する力が養われているように見えました。


 

 

 

 

 

 これから中学・高校と続く学習では、どの教科の学習でも知識を身に付けるだけでなく、「リーディングスキル」を駆使し、様々な条件を考慮し、判断し解答を導くスタイルに変わっていきます。子どもたちは、「少し難しいことをしたがる。=知的好奇心をくすぐられる」学習を好みます。子どもたちのいきいきとした表情からは知的好奇心に火が付いたような状態に見えました。知的好奇心をくすぐる学習から確かな力を身に付け、さらに「深い学び」ができる子どもたちになってほしいと思います。

 物語文と並行して、毎時間の始めに実施している「漢字テスト」でも、方法にひとひねり加えられていました。たった10問ですが、子どもたちの「絶対に満点を取るっ!」という強い意欲が感じられて、とても印象に残りました。校長先生、ありがとうございました。 (文責:中村)