児童の様子

5年生 稲刈り 9月22日(水)

 去る9月16日(木)、たらい田んぼで育てていた稲の刈り取りを行いました。稲穂には、やや小粒ですが籾(もみ)がびっしりとついています。調べてみると、籾は種子ではなくて正確には果実なんですね。初めて知りました。

 子供たちは恐る恐るカマで株を刈り、スズランテープで束ねていました。カマで刈り取る作業はなかなか体験できません。今は、コンバインという便利な機械があり、刈り取りから一気に脱穀まで行ってしまいますが、昔は一株一株(実際には何株かをつかみ、まとめて刈り取ります)カマで刈って、稲わらで束ね、広げて干していました。広い田んぼで延々と単一作業の繰り返しです。その後、バインダーという刈って束ねる機械が登場し、一気に作業が楽になりました。以降コンバインが登場して、当初袋への詰め込みから現在は直接グレンコンテナに籾をはきだすなど、飛躍的な進歩を遂げています。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 自分で育てた稲ですから、その一粒一粒への気持ちは普通とは違います。稲作の大変さを少しでも知ってもらえたと思います。大切なのは「ふれること、関わること」です。それが結果として「つながること」になっていきます。

 今は、刈り取った稲を乾燥させています。このあと脱穀してもみすりまで行います。はたしてどれくらいの量になっているのでしょうか。お米作りの大変さを実感することでしょう。 (文責 海寳)