わくわく♡ドキドキ東大戸show!(R2)

2020年12月の記事一覧

Rさんの話(学校だよりNo.8)

2020年最終日に、学校だよりNo.8を配付しました。

学校だよりNo.8(PWあり).pdf

学校だよりNo.8(PWなし).pdf

今回は、マラソン大会の成果を特集しました。
一枚目に各学年の感想があります。
その中の6年生Rさん(左下)のお話です。

Rさんは、不運にもマラソン大会2日前に右足をねんざしてしまいました。
残念だけど、Rさんの大会参加は無理かな…学校では、そう考えていました。
しかし、です。
当日の朝、Rさんは「出ます。お母さんとも話をしました。」と言うのです。
Rさんの強い決意をくみ、足の状態を確認したうえで、Rさんの出場を受け入れました。

かくして、高学年男子のレースがスタート。
案の定、本来のRさんの走りではありませんでした。
当然です、足には痛みがあるはずですから。

それでも、黙々とゴールを目指して走ったRさん。
その姿は、まるで「求道者」のよう。
自分との勝負に徹するオーラすら感じられました。
そして、見事完走!

ゴール後に書いたRさんの感想です。

Rさんに聞かずにはいられませんでした。
「マラソンを好きになった」のはどうして?…と。

Rさんは、ちょっと照れながら、でも目をキラキラさせて、こう答えてくれました。

ずっと練習をがんばってきたし、小学校最後だし、どうしてもみんなと走りたいって思いました。
でも、本当は最後まで走れるか心配だったんです。
だから、みんなとゴールできてめちゃくちゃうれしかったです。
それで、苦しいけど、挑戦してやり切った感が味わえるマラソンって、すごくいいなって思ったんです。

Rさんに、してやられました。
カッコよすぎる!
思わず、鼻の奥がツン…です。

Rさんが得たものは、メダルよりも大きかったのかもしれません。
この先、Rさんが何かカベにぶち当たった時。
きっと、この思い出がRさんを後押しするパワーになることでしょう。