わくわく♡ドキドキ東大戸show!

未来の子どもたちのための仕事

ぼくたちの仕事は、「未来の子どもたちのための仕事」かな。

 
こうお話してくださったのは、一般社団法人cure forestのK先生。
県の企画「ちばの森授業」の講師としておいでいただきました。
 
社会科で林業を学んだ5年生を対象に行われた特別授業です。
直接林業に携わる講師の方々から、千葉の森林やその働き、林業の体験談などを聞くことができ、さらに深く林業の大切さを考える貴重な時間となりました。
 

 
県農林水産部森林課のO先生からは、千葉県の森林の特徴や分布、人口林と天然林の違い、樹種の違いなどを教えていただきました。
5年生は、「千葉県は緑が多い」と思っていました。
しかし、千葉県の森林率は31%しかなく、なんと全国で2番目に森林が少ない県なんだそうです。(※ちなみに日本全体の森林率は70%弱)
これには、みんなビックリ‼
 

 
K先生は現役バリバリの林業従事者。
今回、あえていつも着用している作業服で登場!
樹木を、植える→育てる→収穫する→使う→また植える…このサイクルを大切にしてお仕事をしていること。
でも、このサイクルは50年、100年…というとても長いサイクルだということ。
だから、今自分たちが植えて育てている樹木を使うのは、未来の子どもたちなんだということ。
こうした林業の根本となる話を、分かりやすく、楽しく伝えてくださいました。

ぼくたちの仕事は、「未来の子どもたちのための仕事」かな。

とても印象的な言葉でした。

 

 
本物の切り株の手触り、香り、重みも体験。
自然と癒されていく感じがしました。
樹木の不思議な力です。
 

 

 

 
作業で使うチェーンソーも触らせていただきました。
持つだけでもかなりの重さがあります。
これで樹木を切ったり、枝を落としたりするわけですから、その作業の大変さは想像に難くありません。
その他、作業中の過酷な暑さ&寒さのことやハチに刺される危険なども、実体験を踏まえて教えてくださいました。
 
授業後の5年生の感想より ~抜粋~】
★社会の学習でやった以外のことを色々知ることができました。
動画や写真などを使って説明してくれたのでわかりやすかったです。
本物の木をさわったらすごく木のにおいがしました。

★林業の人が減っていると聞いて、「これからの未来はどうなってしまうんだろう。」と思いました。

★私たちがいつも使っている机やえんぴつも林業で働く人たちが汗水たらして木を切ったり育てたりしているおかげだと思うと大切に使いたくなりました。
林業で働く人に感謝して生活したいと思います。

 

★教科書にはのっていない林業の大変さを感じられました。
このようなことがあっても続けているということは、大変なこと以上に楽しいことがあるからなんだと思いました。

★今までよりも森林に興味をもったので、森林に関わったり、まだ知らないことを調べたりしてみたいです。
未来のために働ける仕事っていいなあと思いました。

O先生、K先生、県森林組合の方々、すてきな「ちばの森授業」、ありがとうございました♡