わくわく♡ドキドキ東大戸show!(R2)

音色をととのえて…

何をしているところか、わかりますか?



ピアノの調律(=音合わせ)です。

本校では、一年に一回、音楽室と体育館のピアノの調律をしています。
お願いするのは、いつも今頃。
「卒業式」に一番いい音色が出るようにするためです。
 
熟練のピアノ調律師さんが、丁寧に一つ一つの鍵盤を確認し、音色をととのえていきます。
1年生は、この様子を見学させていただきました。
じーっと、調律師さんの作業を見つめる1年生。
こういうお仕事もあるんだ⁉
1年生なりの職業観が広がったことでしょう。
 

ところで、ピアノって、どういう仕組みで音が出るか知っていますか?


引用:https://kids.gakken.co.jp/kagaku/kagaku110/science0448/

簡単に言うと、「鍵盤をたたく⇒ピアノ内のハンマーがピアノ線をたたく⇒音が出る」という仕組みです。
ここには、6年生理科で学習する「てこのしくみ」が応用されています。
6年生ならピンとくるでしょう。
(※参照 R2.12.30付HP「そういうことか⁉」)
ギターは指で弦をはじいて音を出しますが、ピアノはハンマーが弦(ピアノ線)をたたいて音を出すのですね。
 
さて、これが、体育館のピアノの弦(ピアノ線)。
白黒88の鍵盤に対して、約230本あるそうです。
 
一本一本、ねじを締めたり緩めたりしながら、弦の張り具合を調節して音色をととのえていく…これが調律師さんのお仕事です。
ピアノ1台の調律にかかる時間は、約1時間~1時間半。
これ以上時間をかけると、かえって音が乱れてしまうとのこと。
とても繊細で集中力のいるお仕事、まさに職人技です。
 
寒い中、丁寧に音色をととのえてくださった調律師さん、ありがとうございました。
これで、音楽室も、体育館も、ピアノの準備はバッチリです!

早く、このピアノの音色でみんなが歌えますように…。