学校から

職員研修 「わいせつセクハラの防止」 12月15日(木)

 昨日は児童下校後に職員モラールアップ研修を行いました。「モラール」とは「意欲ややる気」のことを指します。ですから「モラールアップ」は「やる気を上げる」という意味です。似ている言葉に「モラル」があります。「モラル」は「道徳」のことです。

 年間に10回程度、職員モラールアップ研修を計画しています。今回は不祥事防止の研修ですが、簡単なゲームを行って親睦を深めるなどの研修も行います。

 今回の研修は「わいせつ・セクハラの防止」がテーマです。このところ不祥事のニュースが報道されますが、最も多いのがこのわいせつ・セクハラです。

 今回の研修では、職員全員で動画を視聴して、そのあとグループディスカッションを行いました。意識の共有と認識の強化がねらいです。

 動画は「児童生徒性暴力等の特徴について」というタイトルで、大阪大学大学院名誉教授の藤岡淳子先生の講話を視聴しました。性暴力の特徴として、①同意がない ②対等でない ③自発性がない の3つがあげられるということです。

 また、性暴力は、性行動を通じての「暴力」であるという点を見逃してはいけないと言っていました。そして、その多くはパターン化しているということです。

 ここで「自己覚知(じこかくち)」という聞きなれないワードを目にしました。調べてみると、その意味は「自分自身のパフォーマンスを最大限に発揮する状況を作り出すために必要」とありました。簡単に言えば、「自分自身を知る」ことだそうです。自分自身を知るために、自分自身と対話して、自分自身の疑問の答えを自分自身で見つけていく過程、という説明もありました。

 援助者(教員含む)として必要な意識であるとのことです。ちょっと難しいなと感じましたが、なんとなくわかる気もします。

 今回の研修を通して、本校からは絶対に不祥事を起こさないという覚悟を再確認し、皆で共有しました。 (文責 海寳)