学校から

学校教育目標 「夢を持って学び、たくましく生きる児童の育成」 1月5日(水)

 本校の学校教育目標は「夢を持って学び、たくましく生きる児童の育成」です。

 スローガンは「Catch your dreams!~夢をつかめ~」です。

 「夢を持つ」とは、将来にわたる長期ビジョンを持つこと、そして「たくましく生きる」とは、失敗してもくじけない強い心をもって日々を過ごすことです。

 本校では、学校教育の様々な場面において、常にこのスローガンを意識して取り組んでいます。「社会に出て生き抜く術(すべ)※手段、方法 を身に付けることの大切さ」を念頭に置いています。

 その第一弾としての取組が「えがおであいさつ日本一」運動です。

 「挨拶(あいさつ)」という漢字について、「挨」という字は「押す」、「拶」という字は「迫る、開く」という意味があるそうです。もともとは禅問答を指す仏教用語だったそうです。相手に対して自分の心を開き、尊敬や感謝の気持ちを表す態度ですね。

 本校では、あいさつをする際に、①相手より先に ②名前をつけて を意識しています。さらに、③背中にあいさつ つまり、面と向かわなくても、後ろから見かけたら声を掛けることができたら最高ですね。すでにできている児童もたくさんいます。

 先日、YouTubeである芸人が次のように語っていました。

 「あいさつにスランプなし」

 「芸の出来不出来はしょうがない。しかし、あいさつは人間関係を間違いなく良好に保つ力がある。どんなに落ち込んでいても、きちんとしたあいさつだけは欠かさない。気分によってあいさつを変えることはない」

 あいさつをする人とあいさつをしない人では、明らかに印象が180度違ってしまいます。あいさつの力です。あいさつは、世界中どこの国にいってもあります。無意識にあいさつできるほど習慣化させることはとても大切なことと考えます。

 

 第2弾は「たのしくべんきょう日本一」です。どのように進めていくのかは、これから先生方みんなで考えていきますので、楽しみにしていてください。

 ただ、かんちがいしてほしくないことは、この場合の「楽しい」とは、ゲームをやるときの「楽しい」とは質が違うということです。知的好奇心を刺激する「楽しい」です。新しいことを知る楽しさ、もっと知りたくてしかたがなくなる楽しさ、疑問を解明していく楽しさ、疑問が解明できた時の楽しさ、できなかったことができるようになった時の楽しさ、友だちと一緒にできる楽しさ、友だちよりも早くできるようになる楽しさ、友だちよりもたくさんできるようになる楽しさ、友だちよりも上手にできるようになる楽しさなどです。

 学校の良さは、「自分だけではない」「一緒にがんばる友だちがいる」ことです。多くの人間は一人ではなかなかがんばれません。そこに仲間や友だちがいるからがんばれるのです。学校とはそういう場です。そして、学ぶ方法を知り、身につけ、今度は一人で深く学習できるようになっていくものだと思います。学習は、最終的には孤独です。孤独に打ち勝つことだと考えます。孤独に耐えてがんばれる姿勢が、さらに学びを深いものにしていくものと思います。そのための目標をもつことであり計画を立てることなのです。

 

 2024年に刷新される新一万円札の顔である渋沢栄一の有名な言葉があります。

 「夢七訓(ゆめしちくん)」

   夢なき者は理想なし 

   理想なき者は信念なし

   信念なき者は計画なし

   計画なき者は実行なし

   実行なき者は成果なし

   成果なき者は幸福なし

   ゆえに幸福を求むる者は夢なかるべからず

   (だから幸福になりたい人は必ず夢を持ちなさい)

 

 冬休み前全校集会でもお話しました。

 「一年の計は元旦にあり」

 「計」は「計画」をあらわします。1年の計画(ビジョン、見通し)は年の初めに立てるのが良いということですね。そして、これも集会でお話しました「願いは口に出して言う、紙に書いて貼ると叶いやすい」と。

    計画なきものの実行はないのです。

 さっそく、願いを書けるようにと用意しました。ジャンボ年賀状です。

東側階段の踊り場の壁に貼ってあります。えんぴつも置いてあります。児童のみなさんの願いを書きこんでください。願いが見つからなかった人は、お友達が書いたものを読んで、願いを考えてください。

 私は、二つ書きました。内容は秘密です。実際に書かれたものを読んでくださいね。

 今年一年、何に力を入れて取り組むのかをはっきりと自覚できると思います。

 多くの児童のみなさんの参加を待っています。

 長文になり、大変失礼いたしました。 (文責 海寳)