学校から

今日は「啓蟄(けいちつ)」 3月6日(月)

 今日は二十四節気の啓蟄(けいちつ)です。冬ごもりしていた虫たちが活動を始める時期です。次の二十四節気は、3月21日の「春分」です。この頃になるとかなり暖かくなります。ちょうど春彼岸(はるひがん)の時期です。「暑さ寒さも彼岸まで」とよく言いますが、最近は温暖化の影響からか季節が変わってきて、必ずしもこれには当てはまらい、ということもあります。しかし、慣用句的に「厳しさがあっても、時期が来ればかならずゆるんできて乗り越えられるときがくる」という使い方もされます。

 6年生は春分のころにはすでに卒業していません。中学校の入学式が待ち遠しいころですね。一番ゆっくりできるころかもしれません。5年生は最上級生となります。5年生、よろしくおねがいしますね。

 職員玄関の水盤には、麦が生けてありました。ずいぶん久しぶりに麦を見た気がします。

 「青麦(あおむぎ)」というのだそうです。ひとあし早い新緑ですね。

 麦は、初夏には穂が実り、黄金色に染まります。5月下旬から6月初旬ごろです。この頃を「麦秋(ばくしゅう)」と言い、俳句では初夏の季語になっています。秋と書くのに初夏なんてまぎらわしいすね。いや、ですね。「小春日和(こはるびより)」が11月から12月初め頃を言うのとちょっと似ている感じがします。春なのに秋から初冬なんです。

 植物によっても、その性質はほんとうにいろいろです。季節感を表す言葉もいろいろです。おもしろいですね。 (文責 海寳)