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新島小日記
夢Vol.2
みなさんは、「夢」ありますか?
陸上男子400mハードルの日本記録保持者で、現在はスポーツコメンテーターである為末 大(ためすえ だい)さんの著書からの引用です。
「夢なんてもったって、どうせ叶わない。」そんなふうに言う人がいる。
でも僕は、たとえ叶わないとしても、夢はもつべきだと声を大にして言いたい。
そもそも夢は、本当に叶わないのだろうか。
あなたはまだ、本当の自分を知らないだけかもしれない。
想像もつかないような力が、自分の内側に眠っていることに、気づいていないことだってありえる。
全身全霊をかけて、自分を夢にぶつけてみよう。
世界は広く、人間の可能性はおどろくほど深い。
そのことにきっと、気がつけるはずだ。
未来のことは、まだ何ひとつ決まっていないのだから。
もちろん、いくらがんばっても叶わない夢だってある。
それを否定するつもりはない。
でも一方で、夢があるからこそ、がんばれるのだとも思う。
夢は、あなたを引っ張り上げてくれる。
叶えようとするからこそ、「どうやったら実現できるか」と具体的な道筋をつけて、考えられるようになる。
夢は、思考や行動の原動力になるのだ。
夢は叶えるためではなく、破れるためにある。
そう考えることだってできるだろう。
「叶わないかも」と思ったとしても、まずは夢をもってみる。
何かを乗り越えようと挑むことこそが大切なのだと思う。
夢に向かって「夢中になれた時間」は、決して消えることのない、人生の幸せな記憶となる。
だから、夢はもつべきだ。
叶わないかもしれないけれど。
為末 大 著
【為末メソッド ~自分をコントロールする100の技術~】 日本図書センター 2021年より
私たち大人が、子どもの頃の「夢」を語ってみるのもよいかも知れませんね。
みんなの「夢」が叶いますように!!