東っ子日誌

☆「きつねの窓」ファンタジー!

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☆「きつねの窓」ファンタジー!

 今週、6年生の国語科の授業を参観しました。
 単元は「きつねの窓」です。私も何度も授業を行った名作です。

 この日の授業は、物語の重要な場面「子ぎつねの窓には母ぎつねが映り、主人公『ぼく』の窓には昔好きだった女の子と昔の家が映る」不思議な窓を、もし自分が手に入れたら「窓」にはどのようなものが映るか?を考える授業でした。

 担任のT先生の問いと板書がとても丁寧で分かりやすいので、子どもたちも授業への集中度がどんどん上がっていきます。
 物語の核心に迫るファンタジーの部分「過去の世界が映る窓」があったら・・・。多くの子どもたちは、「きっと心に秘めた大切なものが映るのではないか」と考えたようです。

 授業の後半に「自分の窓」について友達と交流し、様々な考えに触れることができました。

 読む人によって、この物語はテーマが違ってきます。それでいいです。テーマを考えることが大事ではなく、この幻想的なファンタジーの世界とストーリーの面白さを楽しむことが大事だと考えます。また、全体的に青色がかった鮮やかな美しい情景を想像しながら読み進めることも重要だと考えます。


 今回の授業中に作った「自分の窓」は、授業の最初と最後では随分と意味合いが変わったようです。物語を深く理解できた証拠ですね。いやあ、気持ちが揺さぶられた授業でした。