学校の様子

何のための勉強?

 「何のために勉強するのか」
 よく子どもたちから質問されます。勉強での目標は、なんとなくわかると思います。「テストで○○点とりたい、△△番になりたい」「□□高校に入りたい」「英検の3級に合格したい」等々。勉強する目的はどうでしょうか。「夢を叶えること」「趣味や興味があることを楽しむこと」「困難に立ち向かう力をつけること」「自信につながること」「視野や価値を広げること」「人の役に立つこと」いろいろあると思います。ぜひ、目標だけで終わらずに、目的まで考えるとやる気も出てきませんか。いやいややってる勉強が自分のための勉強になりませんか。

 ある高校の卒業式でのPTA会長さんのスピーチでこんなことを言っていました。「テストの点が悪くても、サボろうと、ずるしようと、家ではお腹いっぱいご飯が食べられたでしょ。それはお父さん、お母さんのおかげです。でも、この先は違います。ずるする人、サボる人、怠ける人、勉強しない人は他人から信頼されません。信用されません。そんな人に仕事を任せたくありません。そうなると仕事がもらえない、給料がもらえない、お金がなくなる、そうすると好きなだけ食べたり飲んだりできません。高校卒業したら勉強しなくていいからラッキーって思っている人がいるかもしれないけど、確かに数学や社会はしないかもしれないけど、努力をしたり、人から信用されるように勉強しなければだめだ。それだけは覚えておいてください。だから今日家に帰ったら、お腹いっぱいご飯を食べてください。そのお腹いっぱい食べられるご飯は、お父さんお母さんが社会から世間から信用されている証のご飯です。」

 今日の総合的な学習の時間に3年生は、高校入試の面接について取り組んでいました。面接がうまくできることも大事ですが、その先まで考えて取り組めるといいですね。