児童の様子

人権教室(2・4年)

11月9日(木)

 今日は、2年生と4年生で、人権擁護委員の先生方を講師としてお招きし、人権教室が開かれました。

 2年生を担当してくださったのは、まんまる保育園の園長先生でもある、田中量教先生です。教材の「ちっちゃなねずみくん」という絵本は、ぞうさんがつまずいて、ねずみくんのしっぽを踏んでしまい、ぞうさんが謝ると、ねずみくんは、ぞうさんの足を心配する…という内容です。

 そこで田中先生は、「ちっちゃなねずみくんは、ぞうさんより大きなものをもっています。それは何でしょう?」という質問をしました。児童は、体が大きいこと、かわいいこと、きれいなことだけでなく、本当に大切なことは何だろうと、みんなで一生懸命考えました。

 4年生を担当した山村貞子先生は、「みんなとおなじくできないよ」という絵本を教材に、授業をしてくださいました。どの児童も、読み聞かせてくださる山村先生の声にじっと聞き入り、「ボク」の気持ちの変化や「おとうと」のことを考えている様子でした。障害のある「おとうと」がいる小学生の「ボク」が、複雑な感情と懸命に向き合ってたどり着いた答えとは何か、グループトークでも活発に意見が出されていました。

 どの児童も、人が自分らしく幸せに生きるために大切なことを学ぶことができた人権教室でした。