日誌

4月9日(金)

 昨日入学式を終えた1年生も、今日は朝から元気に登校しました。学級開きやクラスの組織づくり、学年集会、中学校での初めての給食、そして午後は校舎見学と盛りだくさんの1日でした。きっと家に帰ったら、疲れてしまっているのではないでしょうか。 
 2・3年生も学年日課で、学級の時間や授業を行いました。また、昨年度はコロナの関係で実施できなかった避難訓練も学年ごとに行いました。(1年生は後日行います。)
 それと3年生が1時間目に、2年生が2時間目にそれぞれ学年集会を行いましたので、
転入職員の紹介も行いました。(着任式・始業式が放送での実施で直接会っていないため)
 自己紹介の後、私からはそれぞれの学年への期待と「各クラスの和」を大切にしてほしいという話をしました。以下はその概略です。

 冬を越すために南に向かう雁(がん)の群れはV字型の編隊を組んで飛んでいくが、それは1羽で飛ぶよりも7割も遠くまで飛べるから。(前の雁が羽ばたくことによってできた上昇気流により、後続の雁は楽に飛ぶことができる。)
 雁の群れは、先頭の雁が疲れると後続にまわり、後ろの雁はガーガー泣いて前の雁を励ましながら飛んでいく。脱落した雁がいると2羽の雁が付き添ってあげる。仲間同士助け合って飛ぶことにより、1羽では考えられないくらい遠くへ飛んでいける。これは人間の集団も一緒で、同じ目標に向かって一緒に進む人がいると、1+1が5にも10にもなるという話。
 併せて、「受験勉強は個人戦ではない」という話もしました。いじめや仲間はずれのあるクラスでは、ボーダーラインの子どもたちがことごとく不合格になり、逆に「みんなで頑張ろう」という雰囲気のクラスは同じボーダーラインの子どもたちが、みんな合格する」という内容。
 
 中学校生活の基本となるのは学級での生活です。担任の先生はもちろんがんばりますが、生徒達にも自分たちの意思でまとまりのある学級をつくっていってほしいと願っています。